「eポルシェ」が2009年に登場か、独誌が報じる

 スポーツ・カーを手掛ける自動車メーカーにとって、電気モーターを使う「電気駆動方式」は、ある点において魅力的である。すなわち、低速においてもすばらしいトルクを得られるのだ。こうした特性に注目したからだろうか、最高級スポーツ・カーのメーカーであるドイツPorsche(ポルシェ)社は、電気駆動車の投入を計画しているようだ。

ドイツの週刊誌「Wirtschaftswoche」によれば、Porsche社は有名モデル「911」の電気駆動車を2009年に投入する予定だという。同誌は、「eポルシェ」と呼ぶべきこの電気駆動車に向けたエンジンを、小型の高級スポーツ・カーを手掛けるドイツRUF Automobile社が提供すると報じている。同誌によれば、eポルシェは650Nmのトルクを発揮する204kW出力の3相ブラシレス・モーターを搭載。静止状態から7秒以下で時速100kmに達するという。電源には英Axeon社が供給するリチウムイオン2次電池を採用する。連続走行距離は、ドライビング・スタイルによって異なるが、最大320kmを確保するという。なおこの電池は、時速125kmのときに21kWの電力を供給する。

こうした用途において、リチウムイオン2次電池の寿命に関する情報が提供されるのは、今回が初めてだろう。すなわち、eポルシェが搭載するリチウムイオン2次電池の重さは550kgで、最大3000回の繰り返し充電が可能だという。自己放電は1カ月当たり3%以下とされている。

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