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ワイヤレス給電技術に特化した初の国際学会、5月に京都で開催ワイヤレス給電技術

ワイヤレス給電技術を総合的に取り扱う初の国際学会が、京都で開催される。会期は、2011年5月12日〜13日。

» 2011年04月18日 19時41分 公開
[前川慎光,EE Times Japan]

 マイクロ波の研究分野で最大規模の研究組織であるIEEE Microwave Theory and Techniques Society (MTT-S)は、ワイヤレス給電技術を総合的に取り扱う国際学会を京都で開催する。会期は、2011年5月12日〜13日。正式名称は、「2011 IEEE MTT-S International Microwave Workshop Series on Innovative Wireless Power Transmission:Technologies, Systems, and Applications(IMWS-IWPT 2011)」、開催場所は京都大学の宇治キャンパスである。

 「ワイヤレス給電技術のさまざまな話題を総合的に扱う初の国際学会だ」(WorkshopのCo-Chairで、京都大学 生存圏研究所で教授を務める篠原真毅氏)という。

 具体的には、ワイヤレス給電システムの要素技術として、回路設計やデバイス開発、アンテナ設計といった話題の他、電磁両立性(EMC)や人体防護といった観点の発表もある。

 会期初日の午前には、3つの基調講演が用意されている。1つ目は、「Wireless Power Transmission Technologies for Solar Power Satellite」と題したJAXAの研究グループの発表。2つ目は、「Resonant Magnetic Field Technology for High Power and Enhanced Efficiency Wireless Power Transfer 」と題した韓国Korea Advanced Institute of Science and Technology(KAIST)の発表。3つ目は、「Cytogenetic Studies in Mammalian Somatic Cells Exposed to Electromagnetic Fields: A Meta-Analysis」と題した米国のUniversity of Texas Health Science Centerの発表である。

 基調講演の他、10のセッションに分かれた合計40件の一般講演や、20件のポスター発表がある(詳しくは、IMWS-IWPT 2011のWebサイト中「Final Program」を参照)。

 参加費はIEEEメンバーが2万5000円、一般参加者は3万円、学生は8000円。Webサイトで事前登録できる他、開催期間中に現地での登録も可能である。

訂正あり>記事初出時、Workshop Co-Chairの篠原氏の氏名を誤って掲載しておりました。お詫びして訂正致します。本記事は、すでに訂正済みです。

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