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オーディオ処理IPのSRS Labs、一般消費者向け製品を継続投入オーディオ処理技術

SRS・ラボズ・ジャパンは、iPhoneやiPadに外付けしてオーディオの音質を向上させる小型アダプター「iWOW 3D」を発売した。

» 2011年05月13日 08時00分 公開
[前川慎光,EE Times Japan]

 SRS・ラボズ・ジャパンは、iPhoneやiPadに外付けしてオーディオの音質を向上させる小型アダプター「iWOW 3D」を発売した(図1)。同社は、2010年12月に同様のコンセプトのオーディオアダプター「iWOW 02」を発売していた。これに続く、一般消費者向けの製品である。

 SRS・ラボズ・ジャパンの親会社であるSRS Labsは、サラウンド技術やオーディオ補正技術などのオーディオ処理にかかわるさまざまなIP(知的財産)を提供している。収益源は、これらのオーディオ処理IPのライセンス事業である。一般消費者のブランド認知度を高めることが結果として、機器メーカーなどにオーディオ処理IPの採用を促すことにつながると考え、一般消費者向け製品を投入している。

 「一般消費者の声が、機器メーカーに伝わることを期待したい」(SRS・ラボズ・ジャパンのインサイドセールス&マーケティングのマネージャーを務める渡邉英里氏)。

図1 図1 SRS Labsのオーディオアダプタ「iWOW 3D」 希望小売価格は7980円である。

 iWOW 02は、同社のオーディオ処理IP「WOW」を採用していたのに対して、iWOW 3Dは「WOW HD」を採用している。従来に比べて高音域が明瞭(めいりょう)になったことに加え、ヘッドフォンでオーディオを最適に聞かせるための処理アルゴリズムが改善されているという。

 「iPhone 5」やAndroidスマートフォンに対応したオーディオアダプターの製品化も検討している。ブランドの認知度向上のため、一般消費者向け製品を継続して製品化する計画である。

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