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DisplayPort 1.2をサポートするディスプレイ用インタフェースIC高速シリアルインタフェース技術 DisplayPort

DisplayPort 1.2対応のレシーバ/トランスミッタは、最大21.6ギガビット/秒の帯域幅によるデータ伝送をサポートしている。

» 2011年07月15日 11時49分 公開
[村尾麻悠子,EE Times Japan]

 STMicroelectronicsは2011年7月、マルチメディアモニター向けに複数の映像/音声用入力インタフェースを統合したIC「STDP9320/STDP9210/STDP7320」を発表した。多機能ディスプレイや公共ディスプレイ、ノートPCなどを主なターゲットとする。

 STDP9320/STDP9210/STDP7320は、DisplayPort 1.2に対応したレシーバ/トランスミッタと、HDMI 1.4に対応したレシーバを搭載している。DisplayPort 1.2対応のレシーバ/トランスミッタは、最大21.6ギガビット/秒の帯域幅によるデータ伝送をサポートしている。1本のケーブルを用いたマルチストリーム送信により、ディスプレイのデイジーチェーン接続に対応するだけでなく、複数のディスプレイを縦横に並べて1つの大きなディスプレイとして用いるタイルドディスプレイの構築にも利用できる。それらに加えて、2チャンネルのDVI(Digital Visual Interface)入力、アナログRGB入力、S/PDIF(Sony Phillips Digital Interface)、I2Sに対応した接続機能を備える。

 STDP9320はWQXGA(2560×1600画素)とWQHD(2560×1440画素)の解像度を持つディスプレイに、STDP9210は3D映像の表示が可能な120Hz駆動のフルHD(高品位)ディスプレイ(1920×1080画素)に、STDP7320は60Hz駆動のフルHDディスプレイと解像度がWUXGA(1920×1200画素)のディスプレイに、それぞれ対応している。

 STDP9320/STDP9210は、521端子のBGAで供給され、すでにサンプル出荷を開始している。STDP7320は、345端子のBGAで供給され、2011年第4四半期にサンプル出荷を開始する予定となっている。

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