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太陽光発電システム向けのDC-DCコンバータIC、 STマイクロがデモを披露TECHNO-FRONTIER 2011

太陽光発電システム向けに特化した昇圧型DC-DCコンバータIC「SPV1020」は、MPPT制御のアルゴリズムをはじめさまざまな機能を内蔵している。

» 2011年07月20日 20時53分 公開
[村尾麻悠子,EE Times Japan]

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 STマイクロエレクトロニクスは、「TECHNO-FRONTIER 2011」(2011年7月20日〜22日)において、太陽光発電システム向けに特化したDC-DCコンバータIC「SPV1020」を展示した(図1)。

 SPV1020は、昇圧型DC-DCコンバータの機能に加えて、太陽光発電システムで用いられるMPPT(Maximum Power Point Tracking:最大電力点追従)制御のアルゴリズムを内蔵することを特徴とする。また、このDC-DCコンバータは、電流出力の方式として、位相をずらして4系統の電流を出力する4相インターリーブ方式を採用している。そのため、リップルの少ない出力電流が得られるので、太陽光発電システムのフィルタ回路を簡素化することも可能である。加えて、「アクティブスイッチや同期整流のためのパワーMOSFETも内蔵しているので、さらに部品点数を削減できる」(STマイクロ)という。

ALT 図1 「SPV1020」を用いたデモンストレーション 太陽光パネルで発電した電力とSPV1020を用いて、LEDを点灯させていた。

 SPV1020はA-Dコンバータも内蔵しているので、計測した電力量をデジタル値に変換できる。このデジタル値は、SPI(Serial Peripheral Interface)を介して、システム制御用マイコンなどに出力することが可能である。

 SPV1020の動作電圧範囲は6.5V〜40V。DC-DCコンバータの変換効率は、最大で98%となっている。また、太陽光の照射量が少ない場合には、DC-DCコンバータのスイッチング速度を抑えて消費電流を低減する「バースト・モード」に自動的に移行する機能も備えている。

 STマイクロは、SPV1020を搭載した評価基板をサンプル出荷中である(図2)。

ALT 図2 「SPV1020」の評価基板

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