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» 2011年10月05日 09時00分 UPDATE

CEATEC 2011:これが業界最大の裸眼3Dスクリーン、NICTが200インチ型システムを初披露

情報通信研究機構が開発した大画面裸眼立体映像表示技術は、従来課題だった解像度と自然な立体感の両立を目指した技術だ。

[前川慎光,EE Times Japan]

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 大画面でこそ、裸眼立体映像の良さが生きる――。情報通信研究機構(NICT)は、大画面裸眼立体映像表示技術を開発し、これを使った200インチ型裸眼3Dスクリーンのデモを、エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2011」(2011年10月4日〜8日に幕張メッセで開催)で披露した。

 現在、3次元(3D)映像表示技術は、専用メガネが必要なタイプから裸眼タイプへと開発が進んでいる。ただ、「3D映像の解像度と自然な立体感の両立が難しいという課題がある」(NICTのブース担当者)という。

 NICTが開発した大画面裸眼立体映像表示技術は、解像度と自然な立体感の両立という課題の解決を目指した技術である。具体的には、今回展示した200インチ型スクリーンの立体映像の画素数は、1920画素×1080画素。自然な立体感を表す指標である視差数は57である(水平方向のみ)。「視差間隔は25mm以下なので、視聴者の位置が変わったときにも、なめらかな3D映像を見られる」(同担当者)という。

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sm_2011ceatec_nict1-2.jpgsm_2011ceatec_nict1-3.jpg
sm_2011ceatec_nict1-4.jpgsm_2011ceatec_nict1-5.jpg NICTが開発した大画面裸眼立体映像表示技術で、200インチのスクリーンに表示した映像

 57台以上のプロジェクタアレーの映像を、拡散フィルムと集光レンズを通してスクリーンに表示するというシステム構成を採る。1つのプロジェクターの映像が1つの視点の映像に対応している。垂直方向には広い拡散角を持ち、水平方向には狭い拡散角を有する特殊な拡散フィルムや、プロジェクターの映像出力の個体差を補正する技術に独自性があるという。

 57台以上のハイビジョン対応プロジェクターが必要で、システム規模が大きいという難点はあるものの、デジタルサイネージや自動車のショールームなどに用途があると考えている。現在はコンピュータ・グラフィックス映像のみしか表示できないが、今後は実写映像も表示できるように、映像の撮影や圧縮/符号化、伝送といった撮像系の研究開発を進める計画である。

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