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» 2011年11月14日 17時01分 UPDATE

ET2011 開催直前情報:こんな所にもFPGAが! ザイリンクスが28nm世代品や提携企業の提案を見せる

FPGA大手ベンダーのザイリンクスはET2011で、28nm世代の半導体プロセス技術で製造する最新世代のFPGAソリューションを一挙に展示する。さらにパートナー企業各社が提案するソリューションも見どころの1つだという。

[EE Times Japan]

 2011年11月16〜18日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2011/組込み総合技術展(以下、ET2011)」が開催される。

 このET2011開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「@IT MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2011の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、同特設ページでは、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい(継続してウオッチしていただきたい!)。

 さて今回紹介するのは、FPGAの大手ベンダーであるザイリンクスの出展内容だ。同社の担当者は次のように話す。「昨年は40nm世代の半導体プロセス技術を適用した『Virtex-6』と45nm世代の『Spartan-6』を中心とした展示がほとんどでしたが、今年は28nm世代の『Xilinx 7シリーズ』で実現しているソリューションを出展します。また、“こんなアプリケーションにまでFPGAが採用され始めているのか”と感じていただけるような、当社のパートナー企業のソリューションも皆さまにご覧いただきます」

 同社は今年の展示テーマとして、「28nmプラットフォームが加速させるプログラマビリティの必然」を掲げている。担当者は、「昨年のET2010以降、何度か28nmプラットフォームに関わる発表をしてきました。お客様やパートナー企業からの期待は想像以上です。そして今、実際に見ていただける28nm製品のデモがそろってきたので、このタイミングでぜひザイリンクスの28nmプラットフォーム ソリューションをご覧になっていただきたいと思います」と述べている。

>>3メディア合同「Embedded Technology 2011特集」

独自積層技術を適用した28Gbpsのトランシーバを世界初公開

 ザイリンクスが第1の見どころとして挙げるのは、「スタックド シリコン インターコネクト(SSIT:Stacked Silicon Interconnect Technology)」と呼ぶ独自技術で実現した28Gビット/秒の高速シリアルトランシーバのデモだ(参考記事)。これまでもテストチップを使ったデモは披露していたが、SSIT技術で実装した28Gビット/秒のトランシーバを今回のような外部のイベントで一般に公開するのは世界初だという。

図1 スタックド シリコン インターコネクトの適用例 下から、パッケージの基板、シリコンインターポーザ、4枚並んだFPGAダイである。

 また、ARMのプロセッサコア「Cortex-A9 MPCore」をハードマクロとして集積するFPGA製品群「Zynq(ジンク)」のデモも実施する(参考記事)。「Zynq-7000」と呼ぶファミリのエミュレーション プラットフォームを用いたデモでは、Linux OSを稼働させ、その上で医療アプリケーションのCATスキャナーにおける画像表示と、Webサーバーの2つのアプリケーションプロセスを実行してみせるという。

 さらにザイリンクスは、2011年10月にサンプル出荷の開始を発表した、世界最大規模のFPGA「Virtex-7 2000T」(参考記事)の実シリコンにおける消費電力を見せるデモや、28nm世代の低コスト品「Kintex-7」の消費電力が40nm世代のハイエンド品「Virtex-6」に対してどのくらい低いかを示すデモを用意している(参考記事)。

図2 ARMコアをハードマクロとして集積するFPGA製品群「Zynq」

 この他に、カンファレンスのFPGAトラックでは、ザイリンクスのFPGAの採用事例として、ディスプレイメーカーのナナオが登壇し、ASICを用いた旧来の設計から、FPGAを中核に据えた製品開発に移行した背景を講演する。

 ザイリンクスの担当者は、「従来通りの製品開発では、エンドユーザーが求める製品の多種多様化、高性能化に追い付いていかなくなると考えています。ASICやASSPはプロセス世代が進むにつれて開発コストが上がり、また開発期間も長く、昨今求められる市場投入期間に間に合わず、ビジネスチャンスを失ってしまう可能性があります。ザイリンクスが提供するFPGAを中核に据えたプログラマブルソリューションはこのような問題を解決し、日本のお客様が世界で勝ち続けられる高性能な製品を短期間で、コスト効率よく開発していただけるようサポートいたします」と話している。

Embedded Technology 2011/組込み総合技術展

会期 2011年11月16日(水)〜18日(金)
時間 10:00〜17:00(17日(木)は18:00に終了)
会場 パシフィコ横浜
ザイリンクス・ブースNo. F-32


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