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「Windows Phone戦略は必ず成功させる」、スマホ市場での復活に挑むNokiaビジネスニュース 企業動向

まもなく開催される「MWC 2012」で、NokiaはWindows Phoneを搭載したスマートフォンの新機種を発表するとみられている。スマホ市場で何としても生き残りたい同社は、まずは米国市場で成功することを目標としている。

» 2012年02月13日 11時32分 公開
[Sylvie Barak,EE Times]

 Nokiaの欧州マネジャーを務めるVictor Saejis氏は、スペインのバルセロナで2012年2月27日〜3月1日の日程で開催される携帯電話関連の国際展示会「Mobile World Congress(MWC) 2012」を前に、「『Windows Phone』に移行する戦略に当社の今後をかけている。“Plan B(代わりの戦略)”など存在しない」と語った。

 Forbes誌がNokiaのパートナー企業からの情報として伝えたところによると、Nokiaは、MWC 2012で、“非常にユニークなソフトウェア”を搭載した高機能スマートフォンを披露するという。

 Saejis氏は、スウェーデンの日刊経済紙「Dagens Industri」の取材に対し、「Windows Phoneに移行する戦略が失敗するとはまったく思っていない」と語った。

NokiaのWindowsスマホ

 しかし、Androidや「iOS」との競争が激化する中、Nokiaが立てている戦略のリスクは増しており、そのリスクを回避できる保証はない。

 Nokiaは堅牢なハードウェアに対する高い評価を得ているが、その一方で、ソフトウェアに関しては、MeeGoの失敗や「Symbian」OSを搭載したスマートフォンからの段階的な撤退など、長期にわたって苦戦を強いられている。Saejis氏は、「一からやり直すつもりで(Windowsスマートフォンの戦略を)進めている」と述べる。

 Nokiaの経営陣は、米国市場でシェアを拡大することが、同社のグローバル戦略の要になると認識しており、「世界で成功を収めるには、まず米国市場で成功しなければならない」と強調した。

 また、Nokiaは2012年2月8日、組み立て作業をアジアに移転し、欧州とメキシコの生産能力を縮小する計画を発表した。この計画の下、欧州とメキシコで約4000人の従業員を解雇するという。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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