ブースとカンファレンスで「All Programmable」を訴求するザイリンクス：ET2012 開催直前情報

　2012年11月14〜16日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2012／組込み総合技術展（以下、ET2012）」が開催される。

　ET2012開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み／エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2012の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

　さて今回はザイリンクスの展示について紹介する。開発期間とコストを削減しつつ、差別化された製品の開発、最新規格への対応が必須となっている現在において、より柔軟なソリューションをシステムに採用しておく必要があると同社では考えており、そのために求められる、設計工程から量産工程まで柔軟に対応できる“All Programmable”なFPGAやSoCなどを提供している。

＞＞3メディア合同「Embedded Technology 2012特集」

最先端プロセスによる次世代ソリューション

　ザイリンクスのブースでは、最先端の半導体プロセスである28nm世代のHPL（高性能低電力）技術を採用したAll Programmable FPGAと、Zynq-7000 All Programmable SoCの2つのゾーンに分けて、次世代レベルのソリューションを一挙に紹介する。昨年はリリース直後でエミュレーションボードの紹介にとどまったZynq-7000 All Programmable SoCも、Zynq-7000 SoC ZC702評価キットを使ったHD映像のリアルタイム画像処理、画像コントラスト改善IP、暗号処理IP、モーター制御、マルチブートデモなどで、その性能を余すところなく披露する。

（画像の出典：ザイリンクス）

Zynq-7000 SoC ZC702評価キット（画像の出典：ザイリンクス）

パートナーと15セッションのプレゼンやカンファレンスプログラムも

　シアター形式でのプレゼンテーションも、協賛パートナーとともに3日間で15セッションを実施し、さまざまなソリューションを紹介する。カンファレンスプログラムの「FPGAトラック」では、FPGA入門講座からViVado高位合成ツールの活用方法まで、さまざまな開発シーンにおけるザイリンクスのソリューションも解説する。

（画像の出典：ザイリンクス）

　「省電力、開発期間短縮、コスト削減などさまざまな課題を抱えた開発現場に、最先端プロセス技術を採用したAll Programmable FPGA、SoC、3D ICおよび次世代開発ツールVivado Design Suiteを提供することにより、システム性能の向上、BOMコスト削減、総消費電力の低減、設計の生産向上をサポートします。また、包括的な開発キットを提供し、ボードや開発ソフトに加えてターゲットリファレンスデザイン（TRD）と呼ぶ、事前に統合され検証されたエンドシステムの動作機能を実現する構築ブロックを使用したデザインも提供します。TRDにより、ユーザーがデザインを自前でイチから構築する時間を省略し、差別化に注力できるようにサポートします」（同社）。

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