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» 2013年07月17日 08時30分 UPDATE

ビジネスニュース 企業動向:「IoT市場をけん引する」、センサーからクラウドまで一貫してサポートするフリースケール

モノのインターネット(IoT)の市場は、本格的に立ち上がったばかりだ。Freescale Semiconductorは、「センサー、ゲートウェイ、クラウドといったIoTの要素の1つ1つに製品を提供するメーカーは多数存在するが、クラウドからセンサーまで一貫してサポートできるのは、当社だけだ」と強調する。

[村尾麻悠子,EE Times Japan]
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 「本格的な市場として立ち上がったばかりのモノのインターネット(IoT)市場では、センサーなどの末端機器からクラウドの制御まで、一連のシステムをよく知るメーカーが必要だ」――。Freescale SemiconductorのGlobal Strategy and Business Development事業部でエグゼクティブディレクタを務めるKaivan Karimi氏は、このように語った。

 Karimi氏は、「IoTは、大きく分けて4つの要素が必要になる」と述べる。センサーなどを搭載した端末、端末からのデータを受け取るゲートウェイ、そのデータをアップロードするクラウド(データセンター)、そして、端末/ゲートウェイ/クラウドをつなぐネットワークだ。

 各々の要素に適したセンサーやプロセッサを提供するメーカーは存在するが、Karimi氏は、「端末からクラウドまで、全ての要素向けに製品をそろえているメーカーは、当社以外にないのではないか」と説明する。

mm130716_freescale_karimi.jpg Freescale SemiconductorのKaivan Karimi氏。手に持っているのは、「Kinetis KL02」である(名刺大のカードにICを張りつけている)

 例えば、端末に搭載するセンサーであれば、「Xtrinsic」シリーズを持っている。プロセッサならば、末端機器向けのARM Corex-Mベースの「Kinetis」をはじめ、同じくARMコアを搭載するゲートウェイ向けの「i.MX」がある他、クラウドの処理など性能が要求される用途に対しては「QorIQ」も用意している。Freescale Semiconductorの日本法人であるフリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは2013年2月に、32ビットのCortex-M0+コアを搭載した「Kinetis KL02」を発表した。消費電力が低く、1.9×2.0mmと小型のKinetis KL02は、センサーノードやウェアラブル機器、経口摂取型のヘルスケアセンサー*1)など、IoTを意識した製品となっている。

*1)カプセルなどの中にセンサーを入れて、飲み込めるようにしたもの。

 このように、幅広い製品ラインアップを持っていることがFreescaleの強みだとKarimi氏は強調する。同氏によれば、IoT市場への参入を考えていても、IoT技術や市場についてよく分からないという顧客が多いという。「そのような顧客にとっては、端末向けのみ、ネットワーク向けのみといった“専門プレーヤ”よりも、当社のように、端末からクラウドまで対応できる製品ラインアップをそろえたメーカーを望んでいる」(Karimi氏)。

 Karimi氏は、「通常は、立ち上がったばかりの市場向けに製品を開発するのが、メーカーのやり方だ。しかし当社の場合、IoTの分野に適用できる幅広い製品ラインアップがそろっていたので、IoTというトレンドにすぐに乗れただけでなく、このトレンドをけん引する役割を果たすこともできるだろう」と主張した。

mm130716_freescale_fig2.jpgmm130716_freescale_fig3.jpg 左は、IoTの用途に適したFreescaleの製品ラインアップ。末端機器(Edge Product)からクラウドの処理(Remote Cloud-based Processing)までの各要素に、対応できる製品がある。右は、1.9×2.0mmと小型の「Kinetis KL02」(クリックで拡大) 出典:Freescale Semiconductor

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