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» 2013年10月01日 10時12分 UPDATE

CEATEC 2013:厚みが約1mmのピエゾスピーカ、薄型TVや携帯端末、車載用途に期待

京セラは、厚みが約1mmと非常に薄いピエゾフィルムスピーカ「スマートソニックサウンド」のデモ展示を行った。「薄型、軽量で指向性が広い」などの特長を持つ同製品は、すでにLGエレクトロニクス製の55インチ有機ELテレビに搭載されている。今後は車載スピーカ用途などにも提案していく。

[馬本隆綱,EE Times Japan]
京セラのピエゾフィルムスピーカ

 京セラは、「CEATEC JAPAN 2013」(2013年10月1日〜5日、幕張メッセ)で、厚みが約1mmと非常に薄いピエゾフィルムスピーカ「スマートソニックサウンド」のデモ展示を行った。同社ブースには、このピエゾフィルムスピーカを搭載したLGエレクトロニクス製の55インチ有機ELテレビも展示されていた。「薄型、軽量で指向性が広い」などの特長を生かし、今後は携帯端末や車載スピーカ用途などにも提案していく予定である。

 ピエゾフィルムスピーカは、用途に合わせて小型/中型/大型の3種類を用意している。外形寸法は小型が19.6×27.5mmで厚みは0.7mm、重さは1g。再生周波数帯域は800Hz〜20kHzである。同様に中型は35×65mmで厚みが1.0mm、重さは7g。再生周波数帯域は500Hz〜20kHzである。大型は70×110mmで厚みが1.5mm、重さは23g。再生周波数帯域は200Hz〜20kHzである。車載用途には2個のピエゾフィルムスピーカを組み合わせた製品を提案している。

tm_131001kyocera02.jpg 京セラのピエゾフィルムスピーカ

 ピエゾフィルムスピーカは、ピエゾ素子を樹脂フィルムでコーティングし、フレームと配線用端子を取り付けている。動作原理は、ピエゾ素子に5〜10Vの電圧を印加するとピエゾ素子が振動し、その振動がフィルムに伝わり、空気が共鳴して音が広がる、という仕組みだ。このため、従来の電磁式スピーカに比べて、「薄型、軽量化を可能にすると同時に、前方180°のどの位置からでも均一な音質を楽しむことができる」(説明員)という。

 このようなスピーカの特長を生かしたのがLGエレクトロニクスだ。同社が2013年5月より韓国で販売している55インチ有機ELテレビに、このピエゾフィルムスピーカを搭載している。ピエゾフィルムスピーカを用いることで、従来のテレビに比べて、よりクリアな中高音域を再現することができたという。

tm_131001kyocera03.jpg LGエレクトロニクス製の55インチ有機ELテレビには、下部の左右2か所に京セラのピエゾフィルムスピーカが採用された(図は下部左側に組み込まれたスピーカ)。
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