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IoT時代に備える、簡単な無線接続をかなえる11の機器(前編)無線通信技術(1/6 ページ)

モノのインターネット(IoT)の世界では、あらゆる機器を、いかに簡単に無線に接続するかが重要になる。無線ネットワークを容易に構築できるソリューションを提供できれば、小規模の新興企業にとって、大きなビジネスチャンスとなる可能性は高い。

» 2013年10月17日 10時00分 公開
[Cabe Atwell,EE Times]

 モノのインターネット(IoT)時代の本格的な到来は、インターネットにつながるハードウェアの発展なしには語れない。最近は、いつでもどこでもインターネット/クラウドに接続できる汎用品が続々と登場している。それだけでなく、IoT向けの製品を開発する新興企業を支援するビジネスも生まれている。


クラウド開発を支援する促進プログラム

 TechStarsは、小規模の新興企業が開発製品を実用化できるように支援している。同社のミッションは、新興企業を発掘し、成長を促進させることだ。新興企業の事業の拡大に必要な資金やアドバイスを提供する。

 残念ながら、TechStarsの支援プログラムの応募者のうち、実際に支援を受けられる企業は1%に満たない。ただし、同プログラムを完了した企業の92%が利益を上げ、順調に事業を展開している。

 TechStarsが過去に実施したプログラムには、米国テキサス州サンアントニオを拠点とするクラウド開発プログラムがある。同プログラムでは、クラウドコンピューティングに関連した開発を手掛ける10社を支援した。

 2013年初頭に完了した促進プログラム「HAXLR8R」も、大きな成功を収めている。HAXLR8Rは、世界中のハードウェア開発企業の支援に特化した初の促進プログラムで、中国の深センで111日間にわたって実施された。

「HAXLR8R」の流れ
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