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» 2013年12月04日 10時20分 UPDATE

マイクロウェーブ展2013:最大1.1THzに対応、アジレントの高周波測定器

アジレント・テクノロジーは、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波に対応するシステムやデバイスの開発に向けて、最高レベルの性能を備えた測定器群を展示した。より高い周波数と広いバンド幅の要求が高まる無線通信領域に対して、同社は周波数が最大1.1THzに対応できるネットワークアナライザやスペクトラムアナライザ、標準信号源などを提供している。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

「世界最高、これが次世代標準」

 アジレント・テクノロジーは、「マイクロウェーブ展2013」(2013年11月27〜29日、パシフィコ横浜)で、マイクロ波/ミリ波/サブミリ波に対応するシステムやデバイスの開発に向けて、最高レベルの性能を備えた測定器群を展示した。より高い周波数と広いバンド幅の要求が高まる無線通信などの領域に対して、同社は周波数が最大1.1THzに対応できるネットワークアナライザやスペクトラムアナライザ、標準信号源などを提供している。

tm_131202agilent01.jpgtm_131202agilent02.jpgtm_131202agilent03.jpg 最大1.1THzに対応できるアジレント・テクノロジーのスペクトラムアナライザ「PXA Xシリーズ」(左)、標準信号源「Xシリーズ」(中央)、ネットワークアナライザ「PNAシリーズ」(右)

 同社はメインステージで「世界最高、これが次世代標準」をキャッチフレーズに、主要な測定器の最新モデルを展示した。スペクトラムアナライザ「PXA Xシリーズ」は、最大感度が−172dBmを実現している。また、ミリ波/サブミリ波用エクスパンダを併用することで、掃引周波数は最大1.1THzまで対応することが可能である。

 エクスパンダは、距離のある非測定物と測定器を接続するために用いる。一般的に用いられている同軸ケーブルでは接続距離が長くなるとロスが大きくなる。エクスパンダは導波管を用いるため、接続距離が延びてもロスを極力抑えて、測定感度を維持することができるという。

最高レベルの性能を小型で

 標準信号源「Xシリーズ」は、現行製品で最高レベルの性能を実現した「PSGシリーズ」に迫る測定性能を実現しながら、筐体の小型化を図っている。また、ミリ波/サブミリ波用エクスパンダを併用することで、最大1.1THzまでの出力を可能とした。「ほぼ同等の性能を得ようとすれば、従来品だと価格が約400万円するが、Xシリーズでは安価に提供できる」(説明員)と話す。例えば10GHzの出力が得られるモデルであれば200万円以下で購入することができるという。

 ネットワークアナライザとしては、5Hz〜1.1THzまで対応する製品群を同社は用意している。この中で、最高レベルの性能を実現しているのが「PNAシリーズ」で、10M〜1.1THzの周波数領域に対応している。

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