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» 2013年12月06日 10時59分 UPDATE

メモリ/ストレージ技術:活気づくNANDメモリ市場、各社の1Xnm世代製品を振り返る (1/3)

ストレージや組み込みシステムの分野において、NAND型フラッシュメモリの重要性が高まっている。東芝、サムスン電子、SK Hynix、Micronといったベンダーの、最新プロセスを用いた製品を振り返ってみたい。

[Kristin Lewotsky,EE Times]

 コンピューティング市場は、タブレット端末やスマートフォンによってノートPCの置き換えが進み、まさに“ポストPC時代”に突入しようとしているところだ。ディスクメディアやDRAMの位置付けは、今後も引き続き維持されていく見込みだが、NAND型フラッシュメモリに関しては、ストレージ分野や組み込みシステム分野における重要性がさらに増すとみられる。

 これを検証するためには、データを確認すればよい。技術情報サービスを手掛けるUBM TechInsightsの最新リポートによると、2013年におけるNAND型フラッシュメモリの世界売上高は300億米ドルに達し、初めてDRAMの売上高を上回る見込みだという。同リポートによれば、NAND型フラッシュメモリの平均販売価格は今後下落していく見込みだが、興味深いことに、それによって成長がけん引されていくという。販売価格が下がることで市場への浸透が加速し、新しい用途への道が開かれるため、売上高の減少分を相殺する形でさらなる成長が期待できるという。

mm131206_memory1.jpg 出典:Micron Technology

 しかしメーカー各社は、どのようにして低価格を実現するのだろうか。例えば、最新のプロセス技術を採用することで、材料コストや製造コストを抑えて販売価格を下げるといった方法が挙げられる。ストレージ密度を増加させれば、同じサイズのパッケージ上で、より多くのメモリ容量を提供できるようになるため、エンドユーザーにメリットをもたらすことが可能だ。しかしとりわけ重要なのは、製造コストを削減できるという点である。このためメーカー各社は、可能な限りプロセスノードの微細化を実現すべく、激しい競争を本格化させている。

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