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» 2014年02月17日 10時30分 UPDATE

CP+ 2014:“未来のデジカメ”を構成するデバイスたち (1/2)

デジカメは日本メーカーの「お家芸」。国内最大級のデジカメ展示会「CP+(シーピープラス)」では、デジカメ技術者に“未来のヒント”を与えるデバイスたちが紹介されていた。

[西坂真人,EE Times Japan]

 国内最大級のデジカメ展示会「CP+(シーピープラス)」が2014年2月13日からパシフィコ横浜で開催された。主要メーカーを日本企業で占めるデジカメ分野は日本のお家芸ともいえるが、その国産デジカメが一堂に会するこの専門展には、カメラ愛好家だけでなく各カメラメーカーの技術者も“未来のデジカメ”のヒントを求めて集う。そんな技術者に向け、デバイスメーカーが最先端テクノロジーを紹介していた。

高精細EVFも“より小さく”――セイコーエプソン

 セイコーエプソンのブースでは、2014年1月29日に発表したEVF(電子ビューファインダー)向け0.38型液晶パネル「ULTIMICRON(アルティミクロン) L3F03S-80301C」の展示を行っていた。0.38型(対角96mm)という超小型サイズに約144万ドット(SVGA)の高精細画素を実現している。

photo EVF向け0.38型液晶パネル「ULTIMICRON」

 「0.47型の従来品(L3F04S-80300)と同じSVGA解像度でありながら、画素の狭ピッチ化で0.38型を可能にした。ミラーレス一眼カメラの小型化、EVFを搭載した高級コンパクトなど、カメラメーカーの“高精細でより小さく”というニーズに応えた製品」(同社)。

 オリンパスのミラーレス一眼カメラ新製品「OM-D E-M10」のEVFにもこの0.38型パネルが採用されている。シリーズ最小となる手のひらサイズボディの実現に、より小型化したULTIMICRONが貢献しているのだ。

photo オリンパスのミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M10」

低価格・高機能のスイッチャーや音声認識ソリューション――日本テキサス・インスツルメンツ

 日本テキサス・インスツルメンツ(TI)のブースでは、Cerevoが開発中のライブ配信機能搭載ビデオスイッチャー「LiveWedge」の実動展示が行われていた。LiveWedgeにはTIのデジタル映像処理ソリューション「DaVinci」が採用されている。

photo DaVinciが採用されたビデオスイッチャー「LiveWedge」の実動展示。カメラ3台とPC1台がLiveWedgeに接続されていた

 Ustreamやニコニコ生放送などでライブ配信のニーズが高まっており、複数のカメラを瞬時に切り替えて映像をコントロールするビデオスイッチャーにも注目が集まっている。LiveWedgeはビデオスイッチングとライブ配信を1台で実現。映像4系統/音声5系統のスイッチャーとレコーダー機能をコンパクトな筐体に搭載し、専用アプリをインストールしたiPad上で簡単に操作できる。

 映像4系統の一般的なビデオスイッチャーが数十万円する中で、LiveWedgeは9万9999円と価格を抑えている。ARMコアプロセッサと映像専用のアクセラレータを持つDaVinciソリューションによって画像の圧縮・伸張を個別に扱うことができるため、複数映像でも遅延のない高速スイッチングが可能になった。LiveWedgeの発売は今冬とアナウンスされているが「3月ぐらいにはリリースしたい」(Cerevo担当者)とのことだ。

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