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» 2014年04月16日 14時00分 UPDATE

Cortex-A57コアを最大8個実装:フリースケールがパケット処理性能を向上させた新型通信プロセッサ「QorIQ LS2」を発表

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(以下、フリースケール)は、Layerscapeアーキテクチャの通信プロセッサ「QorIQ(コア・アイキュー)LS2ファミリ」の2製品を発表した。新開発のパケット処理プロセッサを搭載しており、汎用コアを用いた処理に比べて4〜6倍の高速化を実現した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン(以下、フリースケール)は2014年4月14日、Layerscapeアーキテクチャの通信プロセッサ「QorIQ(コア・アイキュー)LS2ファミリ」の2製品を発表した。新開発のパケット処理プロセッサを搭載しており、汎用コアを用いた処理に比べて4〜6倍の高速化を実現した。SDN/OpenFlowスイッチやNFVソリューション、ワイヤレスアクセス、エンタープライズルーティングなどの用途に向ける。

 QorIQ LS2ファミリとして今回は、64ビットARM Cortex-A57コアを8個実装した「LS2085A」と、同じく4個実装した「LS2045A」の2製品を用意した。Cortex-A57コアの動作周波数は最大2GHzである。また、DDR4メモリコントローラ、10Gビット/秒インタフェースと1Gビット/秒インタフェースをそれぞれ8個、そしてL2スイッチ機能などを集積している。パケット処理は40Gビット/秒と高速だ。

 「QorIQ LS2ファミリは、プロセッサコア性能とネットワークI/O、C言語でプログラミング可能なデータパスアクセラレータをバランスよく統合した」と同社は主張する。LS2085AとLS2045Aは2014年下期よりサンプル出荷を始める予定である。

tm_140415freescale01.jpg QorIQ LS2ファミリの回路ブロック図 (クリックで拡大) 出典:フリースケール

 フリースケールは、Power Architectureベースの通信プロセッサ「QorIQ Tシリーズ」として、新たに「QorIQ T1023」、「QorIQ T1024」、「QorIQ T4080」の3製品も同時に発表した。T1023およびT1024は、動作周波数が最大1.4GHzのプロセッサコア「e5500」を2個搭載し、オフロードエンジンや低電力メモリサブシステムなどを統合している。T1023はT1024の機能限定版で802.11ac対応のWLANアクセスポイントやブランチルータに向ける。T1024はプリンティング/イメージング機器や制御機器などの用途に向ける。T1023およびT1024のサンプル出荷開始は2014年11月の予定である。

 T4080は、動作周波数が最大1.67GHzのプロセッサコア「e6500」を4個搭載し、ディープパケットインスペクション(DPI)やバルク暗号化、圧縮に対応した高効率アクセラレータ機能を実装している。アプリケーションデリバリコントローラやWAN最適化コントローラなどの用途に向ける。T4080のサンプル出荷は2014年6月に始める予定だ。

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