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» 2014年08月07日 15時50分 UPDATE

ワイヤレス給電技術 電磁誘導方式:フレキ板でアンテナ! 曲がるワイヤレス給電モジュール

住友電気工業は、小型・薄型を実現した電磁誘導方式のワイヤレス給電モジュールを開発し、サンプル出荷を開始した。防塵防水対応が求められるウェアラブル機器やヘルスケア機器、産業機器などの用途に向ける。

[EE Times Japan]

 住友電気工業は2014年8月、小型・薄型を実現した電磁誘導方式のワイヤレス給電モジュールを開発し、サンプル出荷を開始した。2014年10月に製品化の予定である。防塵防水対応が求められるウェアラブル機器やヘルスケア機器、産業機器などの用途に向ける。

 新開発のワイヤレス給電モジュールは、制御基板とアンテナで構成されている。今回同社は、これまでアンテナ部に用いられていた巻き線コイルに替えて、独自の立体配線技術を用いて開発したフレキシブルプリント基板(FPC)を採用した給電モジュールを開発した。これによって、送信および受信用のアンテナ部の面積は10×30mmと、巻き線コイルを使った場合に比べて84%小型化でき、厚みも0.25mmとなり、75%の薄型化に成功した。特に受信モジュールはこれまで別々だったアンテナ部と制御部を一体化することで、省スペース化を実現したという。

tm_140807sumitomodenko01.jpg 受信/送信モジュールの外形 (クリックで拡大)

 アンテナ部にFPCを用いたことで、屈曲性や柔軟性にも優れており、筐体のU字部や屈曲した部分への取り付けも可能となる。送信と受信モジュールが位置ずれを起こしたり、異物の侵入があったりした場合でも、温度モニターを使った給電制御機能により、温度上昇時に送電を停止するなど、安全対策が施されている。

tm_140807sumitomodenko02.jpgtm_140807sumitomodenko03.jpg 左がワイヤレス給電モジュール(上が送信モジュール、下は受信モジュール)、右は独自のFPCを採用したことで柔軟性を高めたアンテナ部 (クリックで拡大)

 送信および受信モジュールの仕様(参考値)は、送信側が入力電圧DC5V、入力電流最大400mA。受信側は出力電圧がDC5V、出力電流は最大170mAとなっている。

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