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» 2014年08月08日 11時15分 UPDATE

NIWeek 2014:現場の声に応える“4スロット”「CompactDAQ」「CompactRIO」――6製品を発表 (1/2)

National Instruments(ナショナルインスツルメンツ)の年次テクニカルカンファレンス「NIWeek 2014」(米国・オースチン、2014年8月4〜7日)において、「CompactDAQシリーズ」と「CompactRIOシリーズ」の新製品が発表された。

[佐々木千之,EE Times Japan]

 National Instruments(ナショナルインスツルメンツ/以下、NI)が米国テキサス州オースチンで開催しているテクニカルカンファレンス「NIWeek 2014」(2014年8月4〜7日)において、「CompactDAQシリーズ」と「CompactRIOシリーズ」にそれぞれ新製品を発表した。同年8月5日、6日(現地時間)の基調講演の中で発表された。本稿では、基調講演(関連記事:ビッグデータ時代では分散データの同期が鍵に――NIWeek 2014基調講演)とDAQ製品に関するテクニカルセッションの内容を合わせて紹介する。

“堅牢・小型・低コスト”な4スロットスタンドアロンコントローラ

 データ収録プラットフォームCompactDAQに追加されたのは、「NI cDAQ-9132」「NI cDAQ-9134」の2機種。Intel Atom3800デュアルコアプロセッサ(1.33GHz)と不揮発性メモリ(cDAQ-9132は16GB、cDAQ-9134は32GB)、信号調節機能、I/O、SDカードスロット(ストレージ)を備え、OSにWindows Embedded 7または「NI Linux Real-Time」のいずれかを選択できる。このため、データ収集に当たって外部のPCを必要としない、スタンドアロン型の製品だ。スタンドアロンで動くCompactDAQはこれまで8スロット製品しかなく、4スロットのスタンドアロン型はこれが初めて。

tt140808NI_CDAQ001.jpg ユーザーの要望に応え、初の4スロットのスタンドアロン型CompactDAQとなった「NI cDAQ-9134」 (クリックで拡大)

 cDAQ-9132/cDAQ-9134は、ユーザーからのフィードバックをもとに開発された。まずコストの削減だ。NIによるとデータ収集に必要なコストの17〜27%はハードウェアをつなぐケーブリングが占めている。今回スタンドアロン型にしたことで、別途PCを用意したりPCと接続する必要をなくした。cDAQ-9134はCAN/LINポートを内蔵しており、モジュールを用意しなくて済む。これらによって低コスト化を実現している。また、モジュールスロットを4スロットにしたのは「もっと小さく軽く」という声に応えたものだ。加えて耐衝撃性(最大50G)、耐振動性(5G)も向上、動作温度範囲も−40〜70℃に広げ、小型化と合わせて適用範囲を拡大した。

tt140808NI_CDAQ002.jpg データ収録プラットフォーム「CompactDAQ」の新製品の概要 (クリックで拡大) 出典:National Instruments

 価格はcDAQ-9132が37万5000円から、cDAQ-9134が56万3000円からとなっている。

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