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アルテラ、「AEC-Q100」準拠の車載向け電源ICを拡充ビジネスニュース 企業動向

アルテラは、車載用ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠した高集積型電源IC「Power SoC」を発表した。同社のFPGA製品と組み合わせて、車載インフォテインメント機器や先進運転支援システム(ADAS)、EVのパワートレインなど、車載電子機器用途に提案していく。

» 2014年10月20日 10時10分 公開
[EE Times Japan]

 アルテラは2014年10月、車載用ICの品質規格「AEC-Q100」に準拠した高集積型電源IC「Power SoC」を発表した。同社のFPGA製品と組み合わせて、車載インフォテインメント機器や先進運転支援システム(ADAS)、EVのパワートレインなど、車載電子機器の用途に提案していく。

 新たにAEC-Q100の温度グレード2認定標準に完全準拠したのは、ステップダウンSoCと呼ぶ電源ICで、「EP53xx」と「EN63xx」ファミリが含まれる。これらの製品は最大12Aの負荷電流をサポートしている。また、同社車載グレードのEnpirion製品は、平均無故障期間(MTBF)が最低4万5000年を達成している。電力効率も最大96%と高い。

2013年に買収

Enpirionブランドの電源IC/モジュール製品イメージ

 アルテラは2013年に電源メーカーのEnpirion(エンピリオン)を買収し、Enpirionブランドで電源IC/モジュール製品「Power SoC」の事業を展開している。Power SoCは、DC-DCコンバータのパッケージ内にインダクタを内蔵するなど周辺回路を取り込んでいる。これにより、最小限の外付けの部品で高性能FPGA用電源回路を構成することが可能となる。競合するDC-DCコンバータなどに比べて、基板への実装面積も25〜50%削減することができるという。

 同社は、車載グレードのFPGA「Cyclone FPGA&SoC」や「MAX FPGA」、およびCPLDとの組み合わせに適した電源ICとして提案していく考えだ。

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