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» 2015年01月22日 11時10分 UPDATE

ビジネスニュース 業界動向:2014年の半導体購入額、1位サムスン、2位Appleで変わらず

2014年における半導体購入額は、Samsung Electronics(サムスン電子)とAppleの両社の合計で579億米ドルに達し、世界全体の17%を占めた。ただし、Samsungの2014年の成長率は、世界半導体市場全体の成長率を下回り、デザインTAM(Total Available Market)の鈍化が明らかになった。

[EE Times Japan]

 ガートナーは2015年1月21日(米国時間)、2014年における半導体購入額のメーカー別ランキングを発表した。それによると、Samsung Electronics(サムスン電子)とAppleの半導体購入額の合計は579億米ドルと、2013年に比べて39億米ドル増加し、世界全体の17%を占めたという。

 半導体購入額ランキングの上位10社の合計は、1256億米ドル。2013年は1148億ドルだった。2014年は、上位10社が世界の半導体消費合計の37%を占めたが、これも2013年の36.4%から拡大している。上位10社の実績は半導体購買市場を上回るペースで推移し、全体の成長率は9.4%となった。

表1世界の電子機器メーカー上位10社の2014年半導体需要(速報値、デザインTAMベース、単位:十億米ドル)
2014年
ランク
2013年
ランク
メーカー名 2013年 2014年 成長率
(%)
市場シェア
(%)
1 1 Samsung Electronics 30.6 32.1 5.1 9.4
2 2 Apple 23.5 25.8 9.8 7.6
3 3 HP 13.7 14.7 7.1 4.3
4 4 Lenovo 9.5 12.8 33.9 3.8
5 5 Dell 9.1 10.3 13.2 3.0
6 6 ソニー 7.7 7.4 -2.8 2.2
7 9 Huawei 4.9 6.0 21.6 1.8
8 7 Cisco Systems 5.6 5.8 3.1 1.7
9 10 LG Electronics 4.7 5.5 15.9 1.6
10 8 東芝 5.5 5.3 -4.0 1.5
その他 200.2 214.2 7.0 63.0
合計 315.0 339.9 7.9 100.0
出典:ガートナー(2015年1月)

 ガートナーのリサーチ主席アナリストである山地正恒氏はリポートの中で「SamsungとAppleはこの4年間、半導体需要のけん引役を担い続けている。ただし、Samsungの2014年の成長率は、世界半導体市場全体の成長率を下回った。スマートフォン市場で苦戦したことと、一部のPC市場から撤退したことが理由として挙げられる」と説明している。

 メモリ価格は2013年から安定していて、その結果、2014年は上位10社のうち8社の半導体購入額が増加した。

 4位のLenovoは、合併・買収を背景に2014年の半導体購入額が飛躍的に増加し、成長率は33.9%となっている。Huaweiは21.6%の成長率を記録し、2013年の9位から、2014年は7位にランクアップした。

中国メーカーの重要性が増す

 山地氏は、「2014年の電子機器メーカー間の競合環境と半導体需要は安定した推移を示しているが、SamsungのデザインTAMの鈍化はトレンドの大きな変化であるといえる。SamsungとAppleはトップ2のポジションを維持しているが、両社を合わせた成長率は、2014年の半導体市場全体の成長率を下回っている。一方で、LenovoやHuaweiなど中国の電子機器メーカーは半導体購入額が増え、半導体バイヤーとしての重要性は、2014年に飛躍的に高まった」と述べている。「ハードウェアの差別化を図ることが難しくなってきていることから、これからの数年間、特にスマートフォンとタブレット端末のメーカー間における価格競争が激しさを増すことは避けらないだろう。コモディティ化のペースも加速しており、これが中国の電子機器メーカーの急成長を後押ししている」(同氏)。

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