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» 2015年07月10日 16時00分 UPDATE

マイコン i.MX7シリーズ:Cortex-A7とCortex-M4コア搭載、低消費電力状態保持モードでわずか250μW (1/2)

フリースケール・セミコンダクタは、ARM Cortex-A7コアとARM Cortex-M4コアを搭載したアプリケーションプロセッサ「i.MX 7シリーズ」を発表した。15.7DMIPS/mWの電力効率と、LPSR(低消費電力状態保持)モード時に250μWの低消費電力を達成した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 フリースケール・セミコンダクタは2015年7月、ARM Cortex-A7コアとARM Cortex-M4コアを搭載したアプリケーションプロセッサ「i.MX 7シリーズ」を発表した。15.7DMIPS/mWという業界最高レベルの電力効率と、LPSR(低消費電力状態保持)モード時に250μWの低消費電力を達成した。

競合製品に比べて「48%の電力削減」

 i.MX 7シリーズの第一弾として、「i.MX 7Solo」ファミリと「i.MX 7Dual」ファミリを製品化した。いずれのファミリも、動作周波数が最大1GHzのCortex-A7コアと、同じく最大266MHzのCortex-M4コアを搭載している。プロセッサコアの効率は、Cortex-A7コアで100μW/MHz、Cortex-M4コアで70μW/MHzを達成している。しかも、「パフォーマンス・オンデマンド」アーキテクチャにより、内蔵したCortex-A7コア及びCortex-M4コアに対して個々に電源を供給することができ、負荷に応じた処理性能と消費電力を実現することが可能である。

tm_150710freescale01.jpg アプリケーションプロセッサ「i.MX 7シリーズ」の外観

 i.MX 7シリーズは、28nm低リーケージプロセス技術とディスクリート電力ドメインアーキテクチャを採用している。このため、LPSRモードでは、DDRセルフリフレッシュモードや汎用I/Oウェイクアップ、メモリなどの状態を保持しつつ、消費電力を250μWに抑えることができた。これは、競合製品に比べて48%の電力削減になるという。

 この他、PCIeやデュアルギガビットイーサネット(AVB対応)などのインタフェースを搭載。eMMC 5.0やLPDDR3仕様の外部メモリもサポートしている。さらに、楕円曲線暗号(ECC)技術やアクティブ改ざん検知、セキュアブートなど、ハードウェア対応の機能を統合し、高いセキュリティ機能を実現している。

 i.MX 7シリーズは、ウェアラブル機器やセキュアなPOS端末、スマートホームコントローラ、産業機器、さまざまなIoT(モノのインターネット)機器などの用途に向ける。i.MX 7Soloファミリとi.MX 7Dualファミリはすでにサンプル出荷を始めており、2015年11月には量産出荷を開始する予定である。

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