5Gは都市にこそ向く？他は3G/4Gでも：電子機器設計/組み込み開発メルマガ編集後記

通信料金が高くなるのは、ごめんです。

» 2015年07月21日 12時00分公開

　この記事は、2015年7月21日発行の「電子機器設計/組み込み開発メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。

5Gは都市にこそ向く？他は3G/4Gでも

　5G（第5世代移動通信）が、実用化に向けてようやく動き出したようです。移動通信の規格策定を主導する3GPPによれば、2015年12月にも5Gの規格策定が開始されるとのことです。これまでは、どうしても技術に関する進捗（しんちょく）がメインになっていましたが、この冬以降は、規格の内容についても少しずつお伝えできるようになるかもしれません。

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5Gはユーザーの利点見えず、キャリアとメーカーにも“温度差”
2020年の実用化が目標とされている5G（第5世代移動通信）だが、いまだに標準規格が決まらない状態が続いている。5Gにおいて最も問題なのは、利用者目線でのメリットを明確に打ち出せていないことだ。さらに、5G導入に対する積極性については、通信事業者（キャリア）とメーカーの間にも“温度差”があるようだ。