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「Bluetoothを使ってスマホで決済」を実現するSoC韓国BrilliantTSのカードに搭載

CSR製のBluetooth Smart SoC「CSR1013」が、韓国BrilliantTS製の多機能決済カードに搭載された。Bluetooth技術を使ってスマートフォンと無線通信を行うことで、決済を安全かつ簡単に行うことが可能となる。

» 2015年07月24日 16時20分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

 CSRは2015年7月、同社製Bluetooth Smart SoC「CSR1013」が、韓国BrilliantTS製多機能決済カードに搭載されたと発表した。

 CSR1013は、Bluetooth 4.1に準拠したSoCで、128kバイトのメモリを内蔵している。しかも外形寸法が2.4×2.6mmのWLCSP(Wafer Level Chip Scale Package)で供給している。厚みはわずか0.35mmだ。BrilliantTSは、新たに開発した多機能決済カードにCSR1013を採用した。Bluetooth技術を使ってスマートフォンと通信を行い、クレジットカードやデビットカードによる支払いを安全かつ簡単に行うことができるという。CSR1013は、セキュリティ機能も内蔵している。

BrilliantTS製の多機能決済カードとそれに採用されたCSR1013の外観

 この多機能決済カードは、一般的なクレジットカードなどと同一サイズで、1枚に30種類以上のカード情報を登録することが可能だという。このため、クレジットカードやデビットカードの機能に加えて、各種交通機関関連のカードとしても利用でき、ICや磁気カード、近距離無線通信(NFC)、ワンタイムパスワードといった方式にも対応している。このため、既存のPOSやATM装置などでも利用することができるという。

 CSRは既に、CSR1013のサンプル品の供給を始めている。今後は既存のCSR101x開発キットと連携して利用できる各種モジュールも提供していく予定である。

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