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» 2015年08月10日 11時30分 UPDATE

丸文が資本参加するFINsix:重さ60gの超小型ノートPC用ACアダプタを開発 (1/2)

丸文は、米国FINsix(フィンシックス)に資本参加するとともに、国内販売代理店契約を結んだ。丸文はFINsix製の超小型ACアダプタ「DART」などを2016年より国内販売する。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

2016年国内発売へ

 丸文は2015年8月7日、VHF(Very High Frequency)スイッチング技術をベースとした電源システムのファブレスベンチャー企業である米国FINsix(フィンシックス)に資本参加するとともに、国内販売代理店契約を結んだことを発表した。契約に基づきFINsix製の超小型ACアダプタ「DART」などを2016年より国内販売する。

 FINsixは、米マサチューセッツ工科大学LEES研究所出身の技術者らが起業したファブレスベンチャー企業。一般的なスイッチング電源だと、そのスイッチング周波数は数百kHzにとどまるが、FINsixは独自の高周波アナログ技術を開発し、スイッチング周波数をVHF(30〜300MHz)帯まで引き上げることに成功した。

 これによって、大型部品であるトランスやコイルなどの機能を回路基板に埋め込むことが可能となり、コンデンサなど受動部品も小型化することができる。この結果、極めて小さく薄型のAC-DCスイッチング電源を実現することが可能となった。EMIノイズ対策なども容易だという。

大手メーカー製PCと互換

 FINsixは、これらの基本技術をベースに、第1弾としてラップトップPC向けACアダプタを開発した。DARTは、大きさが約40cm3で重さは60gである。一般的なPC用ACアダプタに比べて、サイズは1/4、重さは1/6と大幅な小型軽量化を実現した。DC18〜21Vで65W以下に対応するラップトップPCアダプタとの互換性がある。既に、東芝やNEC、富士通、VAIO、Lenovo、Dell、HPなど多くのラップトップPCとの互換性が確認されている。電力効率が高いのも特長だ。競合のACアダプタが85%程度に対して、DARTは92〜93%を実現しているという。

tm_150807marubun01.jpg FINsix製の超小型ACアダプタ「DART」の外観

 FINsixのバイスプレジデントでセールス&マーケティングを担当するJoseph Scarci氏は、「米国市場では2015年内にDARTの量産出荷を始める予定だ。標準製品の価格は89米ドルである。これまで、プリセールを行ってきたが、申し込みは既に5000個に達している」と話す。日本を始め米国以外の市場に対しては、2016年より順次供給を始める計画である。

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