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» 2015年08月20日 10時30分 UPDATE

量産立ち上げ時の電源トラブルを未然に防ぐ:アルティマ、位相余裕度測定サービスを開始

アルティマは、電子機器を量産する前に位相余裕度の特性確認を行うサービスを開始した。この「位相余裕度測定サービス」を活用することで、機器メーカーは量産立ち上げ時の電源トラブルを防止することが可能となる。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 アルティマは2015年8月、電子機器を量産する前に位相余裕度の特性確認を行うサービスを開始した。この「位相余裕度測定サービス」を活用することで、機器メーカーは量産立ち上げ時の電源トラブルを未然に防ぐことができるという。

 新たな開始した位相余裕度測定サービスは、機器メーカーから量産前の回路基板を同社が預かり、電源回路の位相余裕度を測定し、ボード線図を提出するサービスである。この測定では、エヌエフ回路ブロックの周波数特性分析器などを用いて、より詳細に行う。位相余裕度測定サービスの価格(税込)は、1回路につき10万円となっている。

tm_150820altima01.jpg 位相余裕度測定サービスで提出されるボード線図の一例 出展:アルティマ

 FPGAや高性能CPUなどを搭載する回路では、高速負荷応答のDC-DCコンバータを採用するのが一般的になっている。電源IC/モジュールメーカでもそのための推奨回路などを提案しているが、顧客や用途による周辺回路の定数変更や基板レイアウトの違いなどから、設計した回路によっては位相余裕度が小さくなることがある。このため、事前の試作評価時には問題がなくても、量産立ち上げ時に、電源周辺の発振や誤動作などにより電源トラブルを引き起こすケースが増えているという。

 アルティマでは、新たに開始した位相余裕度測定サービスを含め、電源回路設計に関する技術サポートサービスを、これからもさらに強化/拡充していく計画である。

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