ケースレーによると、実際の電池の特性に即してバッテリーの挙動を連続的に再現するシミュレータは、数百万円以上と高額なコンピュータベースの大型システムは存在したが、出力をリアルタイムに変動させる処理が重く、数十万円クラスの卓上可能な小型機はほとんど存在しなかったという。なお、2281S-20-6は「2msおきに出力を更新する高速応答性を実現できている」としている。
2281S-20-6の最大出力は20V、6A。測定確度は電圧0.02%、電流0.05%となっている。
下の動画は、2281S-20-6のバッテリーシミュレーションモードでのデモの様子だ。
市販のスマートフォンのバッテリーの代わりに、2281S-20-6を接続し、電源を供給している。2281S-20-6には、デモ用の超低容量バッテリーのモデルを読み込ませてあり、スマートフォン側の操作内容に応じて、出力電流(動画:水平方向に激しく動く波形)、出力電圧(動画:画面左上から右下へ傾斜する波形)が変わっていく様子が確認できる。
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