業績不振が続いているAMDが人員削減を含むリストラに踏み切るという。世界中の従業員約9400人のうち5%に当たる約470人が削減される予定だとしている。
AMD(Advanced Micro Devices)が、業績不振を受けて人員削減を行う予定だという。2015年6月時点で、AMDの従業員数は9469人。このうち、5%に相当する約470人が削減される予定だ。AMDの広報によると、「世界の各拠点で、役職、部署にかかわらず削減の対象となる」という。ただし、その多くはエンジニアではなく、まずは営業、マーケティング、間接部門となりそうだ。
2015年前半、AMDは、半導体売上高ランキングの上位20社から圏外に落ちた*)。売上高は6四半期連続で減少している。
*)関連記事:AMDは上位20社圏外に、シャープはランクイン
AMDは、人員削減を含む今回のリストラによって、2015年は900万米ドル、2016年には5800万米ドルのコストを削減できるとみている。リストラ関連の費用として2015年度第3四半期に4100万米ドルを計上する見込みだ。
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