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» 2015年10月07日 14時35分 UPDATE

ソフトウェア無線で実現:災害時に緊急通信網を構築――IoTで目指す安心な社会 (1/2)

NECは、「CEATEC JAPAN 2015」で「IoTによる安全・安心な社会や暮らし」の展示を行った。

[庄司智昭,EE Times Japan]

 NECは、2015年10月7〜10日に開催されるエレクトロニクス/IT関連総合展示会「CEATEC JAPAN 2015」(シーテックジャパン/会場=千葉市・幕張メッセ)で「IoTによる安全・安心な社会や暮らし」をテーマとした展示を行った。

 本記事では、その中でも災害発生現場で緊急通信網を構築する「緊急モバイル」と土砂災害の危険度を「見える化」するソリューションを紹介する。

ソフトウェア無線で実現する緊急モバイルネットワーク

 最初に紹介するのは、ソフトウェア目線で緊急通信網を構築する「緊急モバイル」である。緊急モバイルは、インフラを利用できない災害発生現場での救助において、効果を発揮する。ソフトウェア無線を採用しており、1台の無線機で、多様な周波数や通信方式に対応し、複数のネットワーク間での相互接続が可能である。

ts151007_NEC01.jpg 「緊急モバイル」の概要 (クリックで拡大)

 アドホック通信に対応しているため、無線基地局などの通信インフラが利用できない場合でも、無線機のみで自動中継ネットワークを構築することができる。ビルなど通信を遮るものがあったとしても、無線機同士で自動修復を行ってくれるという。

 マルチメディア機能を持ち、音声サービスだけでなく、ショートメッセージの送受信、GPSによる位置情報の共有、写真のデータ共有を可能にしている。

 可搬型と携帯型の2種類あり、出力距離が可搬型は10km、携帯型が1kmといった違いがある。電源は、可搬型がDC24V電源で動作し、無線型は電池を内蔵している。同社によると、無線型の電池は8時間ほどもつという。

ts151007_NEC02.jpg 津波が来るといったアラートを制御装置に送っているデモ。後ろの制御画面には、赤い字で「津波発令」と書かれている (クリックで拡大)
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