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東芝 半導体のリストラに大きな反響EE Times Japan Weekly Top10

EE Times Japanで2015年10月24〜30日に、多くのアクセスを集めた記事をランキング形式で紹介します。さまざまなトピックのニュース記事、解説記事が登場!!

» 2015年10月31日 17時00分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

「EE Times Japan Weekly Top10」バックナンバー

 1位は「東芝 半導体リストラ、1200人が異動/退職へ」、2位は「サンディスクが単価1ドル/GB以下の「InfiniFlash」」、3位は「TI、半導体再編の波に動じず」がランクインしました。

 今回は、やはり東芝の動きに注目が集まりました。大分工場の300mmウエハー生産ラインをソニーに譲渡し、ディスクリート事業(白色LED)とシステムLSI事業(CMOSイメージセンサー)に手を入れるというのが、構造改革の図式になります。記事を読んでいただければ分かるのですが、白色LEDとCMOSイメージセンサーの売り上げ規模は、思った以上に小さいものでした。こちらについては、「東芝 GaN on Silicon技術を米社から買収、白色LEDとGaNパワー半導体を強化へ」もお読みください。

 一方で、300mmウエハー生産ラインを譲り受けるソニーは、同ラインを主にCMOSイメージセンサーの製造に使用する予定です。ソニーのCMOSイメージセンサー事業は非常に好調で、これがけん引力となり2015年4〜9月期の業績は5年ぶりに黒字を達成しています。

 LEDといえば、2015年4月には、オランダのフィリップスがLED事業の売却を発表しました(フィリップス、LED事業を28億ドルで売却)。大手メーカーがLED事業から撤退するという動きは、数年前にも起きています。高出力LEDの需要は確実に伸びているので、同市場の今後の動きにも注目です。「知っておきたいLED照明の基礎」「ソニーは再び輝けるか、復活支える名機と一流技術」「シリコンに代わる材料を用いたCMOSイメージセンサー、8Kカメラの高感度化を実現」なども、おすすめの記事です。


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