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» 2015年11月12日 14時00分 UPDATE

電池交換や配線なしで居住や作業環境を見守る:EnOceanセンサーを標準搭載、見守り開発キット

コアスタッフとロームは、コアスタッフが販売する見守りIoTシステム開発キットに、無線通信規格「EnOcean」対応センサーを標準搭載することで合意した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 コアスタッフとロームは2015年11月、コアスタッフが販売する見守りIoTシステム開発キットに、無線通信規格「EnOcean」対応センサーを標準搭載することで合意したことを発表した。これにより、温湿度などを監視するシステムの構築に必要な機能をワンパッケージで提供することが可能となる。

 EnOcean見守りIoTシステム開発キット「CS-AIOT-MIMAMORI-KIT」は、アットマークテクノ製のIoT向けゲートウェイ「Armadillo-IoT」を介して、EnOcean規格準拠の温湿度センサーや人感センサー、開閉センサーなどで収集した情報を、遠隔地からモニタリングすることが可能な見守りシステム向けの開発キットである。このキットには「Armadillo-IoT」の他、EnOcean通信対応センサーセット、Armadillo-IoT用EnOceanアドオンモジュールおよび、1年間の専用クラウドWebサービスが含まれる。

tm_151112corestaff01.jpg 見守りIoTシステム開発キットを利用したシステムのイメージ (クリックで拡大) 出典:コアスタッフ

 Armadillo-IoTには、無線LANモジュールや3G通信モジュールが搭載されている。これらの通信環境を利用してインターネットに接続し、クラウドサーバーを経由してセンサー情報を遠隔地からモニタリングすることができる。具体的には、PCやスマートフォンなどの端末から専用Webサイトにアクセスすれば、3D表示された情報をリアルタイムに見ることができる。これらの情報は、Webブラウザ上で時系列データのグラフを直接確認したり、ExcelやCSV形式の表データファイルをダウンロードして確認したりすることも可能だという。

 CS-AIOT-MIMAMORI-KITの価格(税別)は39万8000円。これとは別に、Armadillo-IoTとEnOcean通信対応センサーのハードウェアのみでも販売する。ハードウェアオプションの価格(税別)は9万8000円となっている。

 EnOceanは、光や温度、振動などの微弱エネルギーを集めて電気エネルギーに変換するエネルギーハーベスト技術を活用した、電池レスで動作する無線通信規格である。電池交換や通信のための配線が不要なため、ビルや工場の照明システムやセンサーネットワークなどの用途で採用が広がっている。なお、コアスタッフは2014年より、ロームからEnOcean製品の供給を受けている。

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