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» 2015年12月18日 14時30分 UPDATE

福田昭のデバイス通信 ISSCC 2016プレビュー(1):5Gの携帯電話技術とミリ波通信用周波数生成技術 (1/2)

今回から、2016年1月から2月にかけて米国で開催される半導体関連の国際学会「ISSCC(IEEE International Solid-State Circuits Conference)」を紹介していく。基調講演は、ムーアの法則や5G携帯電話、自動車通信などがテーマになっている。

[福田昭,EE Times Japan]

半導体の研究開発に関する世界最大の国際学会

 2016年1月31日〜2月4日に、米国カリフォルニア州サンフランシスコで半導体の研究開発に関する世界最大の国際学会「ISSCC(IEEE International Solid-State Circuits Conference)」が開催される。毎年2月に開催されるISSCCは半導体技術者のコミュニティーにおける恒例のイベントで、今回で第63回を数える。参加者はおよそ2500〜3000人になるとみられる。

 ISSCCのメイン・イベントである技術講演セッションは、2月1〜3日に予定されている。595件の投稿から選ばれた、200件の開発成果が一般講演のセッションで披露される。技術講演の他には、デモンストレーション・セッションやパネル討論、基礎講座(チュートリアル)、専門講座(ショートコース)などのサブイベントが予定されている。

ISSCCとは ISSCCとは。2015年11月16日に東京で開催されたISSCC記者会見の資料から。なおISSCCとSSCSのフルスペルにある表記「Circuit」(単数形)はいずれも誤り。正しくはいずれも「Circuits」(複数形)である(クリックで拡大)
ISSCCで予定されているさまざまなサブイベント ISSCCで予定されているさまざまなサブイベント。2015年11月16日に東京で開催されたISSCC記者会見の資料から(クリックで拡大)

基調講演はムーアの法則や5G携帯電話、自動車通信などがテーマ

 2月1日の技術講演セッションは、午前の基調講演(プレナリーセッション、セッション1)から始まる。いずれも招待講演である。今回は、4件の講演が予定されている。最初の1件は、IntelのWilliam M. Holt氏による、ムーアの法則をテーマとする講演である(講演番号1.1)。次の1件は、XeroxのSophie V. Vandebroek氏による、IoE(Internet of Everything)に関する講演である(講演番号1.2)。それからNTTドコモの尾上誠蔵氏による、5G(第5世代)携帯電話通信技術に関する講演が続く(講演番号1.3)。最後はNXP SemiconductorsのLars Reger氏による、自動車間通信とセキュリティに関する講演で締めくくる(講演番号1.4)。

基調講演の講演テーマと講演者 基調講演の講演テーマと講演者。2015年11月16日に東京で開催されたISSCC記者会見の資料から(クリックで拡大)
ISSCCの会場である米国サンフランシスコのホテル「San Francisco Marriott Marquis」 ISSCCの会場である米国サンフランシスコのホテル「San Francisco Marriott Marquis」。2015年2月のISSCC開催期間に筆者が撮影(クリックで拡大)
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