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» 2016年01月12日 10時30分 UPDATE

自動運転ECU向け、高い処理性能と安全性を両立:ルネサスとTTTech、開発プラットフォームで協業

ルネサス エレクトロニクスとTTTechは、車両の自動運転システム用ECU(Electronic Control Unit)の開発プラットフォームに関して協業を始めた。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 ルネサス エレクトロニクスとTTTechは2016年1月、車両の自動運転システム用ECU(Electronic Control Unit)の開発プラットフォームに関して協業することを発表した。自動運転システムの機能に求められる柔軟性と拡張性を確保しつつ、高い処理性能と安全性の両立を可能とする。

 協業により実現していく開発プラットフォームは、ルネサス製の車載制御用マイコン「RH850/P1x」及び車載情報システム向けSoC「R-Car」に、TTTech製の先進運転支援システム(ADAS)向けソフトウェアプラットフォーム「TTIntegration」を統合した製品となる。

 車両の自動運転を可能とするには、さまざまなセンサーデバイスを用いた高精度なセンシング技術やそのデータ処理技術、機能モジュールの高度な制御技術、システム全体での消費電力低減、機能安全への対応などが必要である。これらを実現していくためには、複数のサプライヤによる並行開発や、スムーズなシステム統合を可能とする開発プラットフォームの活用が有用となる。

 そこでルネサスは、TTTechとの協業によりシステムの柔軟性と拡張性を保ちつつ、高い処理性能と安全性を両立させることができる自動運転システム用ECUの開発プラットフォームを用意し、提供していくことにした。汎用的な自動車向けオープンシステム「AUTOSAR」上での各種機能安全レベルを実現することも可能となっている。

 TTTech製のTTIntegrationは、複数のCPUレベルで同期をとりながら、複数のアプリケーションを実行させることができる。システム上でデータを共有したり、アプリケーションごとにハードウェアの開発を行い、これらを統合したりすることもでき、柔軟なシステム構成を実現することが可能である。各種OSで稼働するAUTOSARが用意されており、開発済みのソフトウェア資産を有効に活用できなど、移植性にも優れている。

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