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» 2016年03月03日 13時00分 UPDATE

役立つスキル、仕事と家庭の両立は?:女性エンジニアたちからのアドバイス (1/3)

TE Connectivityの年次イベント「65th Engineers Week」では、女性エンジニアたちによるパネルディスカッションが行われ、仕事と家庭を両立するコツや、女性エンジニアとしてのアドバイスなどが披露された。

[Jessica Lipsky,EE Times]

少ない女性エンジニア

 エンジニア業界で女性であることは、時として孤独だ。他の女性技術者に出会う機会が少ないからである。電子部品大手TE Connectivityの車載エンジニアリング部門のマネジャーで材料科学者のDominique Freckmann氏は、「私がこれまでに技術的な議論を交わした女性エンジニアは、片手で数えられるくらいしかいない」と述べている。

 これは、Freckmann氏が女性エンジニアとの議論の機会を持とうとしなかったからではない。American Association of University Women(AAUW:米国大学婦人協会)の報告書によると、エンジニアのうち女性はわずか12%だという。コンピューティング分野では1990年には女性が35%を占めていたが、2015年には26%に減少している。有色人種の場合、女性の割合はさらに低い。黒人とヒスパニック系の女性エンジニアは、それぞれ1%しかいない。

1990〜2013年における、特定のSTEM分野で働く女性の割合 1990〜2013年における、特定のSTEM分野で働く女性の割合 出典:AAUW

 エンジニアリング分野では一見、女性にも発見や革新のチャンスが無限にあるように思えるが、女性エンジニアのダイバーシティ&インクルージョン*)は、依然として難しい状況にある。TE Connectivityは、2016年2月21〜27日に開催された年次イベント「65th Engineers Week」で、「エンジニアリングにおける女性の役割」について議論し、未来の女性エンジニアに向けてアドバイスするネット配信プログラムを開催した。

*)ダイバーシティ&インクルージョン:多様性と受容。個人の違いを尊重し、さまざまな意見やアイデアを聞き入れること。

 TE Connectivityはプレスリリースの中で、「エンジニアリングには世界を変える力があり、エンジニアリング分野で働く女性は、STEM(科学/テクノロジー/工学/数学)分野における教育やキャリアを追い求める若い女性にとって、説得力のあるロールモデルになることができる」と述べている。

待遇の違いを感じることは?

Karen Leggio氏(TE ConnectivityのシニアバイスプレジデントおよびAutomotive Americasのゼネラルマネジャー:司会進行を担当) 当社がシリコンバレーに置く事業開発室の新リーダーとして、女性であるが故の待遇の違いを感じることはあるか。

Freckmann氏 技術の進化は非常に速く、チームは常に時間に追われているが、女性故の待遇の違いを感じることはない。チームの目的は研究を進めることであり、専門知識に性別は関係ない。

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