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ラティスの“身売り”報道が注目を集めるEE Times Japan Weekly Top10

EE Times Japanで2016年2月27日〜3月4日に、多くのアクセスを集めた記事をランキング形式で紹介します。さまざまなトピックのニュース記事、解説記事が登場!!

» 2016年03月05日 17時00分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]

「EE Times Japan Weekly Top10」バックナンバー

 1位に「ラティスが身売りを検討か」、2位に「Xiaomi「Mi 5」の性能はiPhone 6s/Galaxy S7級」、3位に「シャープが鴻海を選んだ理由と4800億円の投資先」がランクインしました。

 今回は、Lattice Semiconductorが“身売り”に出ているというニュースが1位にランクインしました。2015年に吹き荒れたM&Aの嵐は、2016年も続くのでしょうか。Latticeは、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器をターゲットに、低消費電力/低コスト/小型のFPGAに注力してきました。主力製品であるFPGA「iCE40」のサイズは、何と1.40×1.48mmです。XilinxやAlteraが提供するハイエンドのFPGAでは考えられないサイズでしょう。

 Latticeは、業績が低迷する状態が長く続きましたが、スマートフォン市場の成長により、2012年第4四半期あたりから回復基調にありました。2015年3月には、Silicon Imageを買収しています。また、2016年2月に発表された決算によると、2015年通期の売上高は4億600万米ドルで、2014年の3億6610万米ドルよりも10.9%の成長となっています。Lattice側は今回の“身売り”の報道(ソースはロイター通信)について何もコメントしておりませんが、今後の同社の動きには注目しておく必要がありそうです。「2015年半導体業界再編を振り返る」「サムスンのGALAXYも搭載! 低価格/小型FPGAで再浮上するラティスセミコン」「たった5ドルで手に入る!? 10mm角の8ピンFPGAモジュール」なども、ぜひお読みください。


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