ニュース
» 2016年03月16日 13時00分 UPDATE

VIAとJapanTaxiが新システムを開発:IoTモビリティは“タクシー体験”を変えられるか (1/2)

VIA TechnologiesとJapanTaxiは、タクシー向けIoTモビリティシステム「AMOS-825」を発表した。カーナビゲーションとIP無線配車システムを統合し、タッチパネルと接続することで表示/操作が可能だ。JapanTaxiは、タクシー全体を1つのパッケージとしたシステムの開発を進める。

[庄司智昭,EE Times Japan]

 VIA Technologiesと日本交通の子会社のJapanTaxiは2016年3月14日、タクシー向けIoTモビリティシステム「AMOS-825」を発表した。AMOS-825は、タクシー向けの情報処理端末となっており、カーナビゲーションとIP無線配車システムを統合し、7インチのタッチパネルを接続することで表示/操作ができる。通信機能や各種インタフェースもサポートしており、車内機器の情報処理全てをAMOS-825で行うことを目指すという。

ts160315_VIA01.jpgts160315_VIA02.jpg 左=モビリティシステム「AMOS-825」/「AMOS-825」とタッチパネルで構成したタクシー内をイメージしたモビリティシステム。メーターは高い信頼性が求められることから、他のアプリケーションなどが動作するタブレット内に組み込むことができないと計量法で決まっているそうだ (クリックで拡大)

 AMOS-825の入力電圧範囲は9〜36V、動作温度範囲は0〜60℃。7Gの防衝撃と70Gの防振性能を持つ。通信機能としては、内部Wi-Fi、GPS/GNSS、Bluetooth4.0モジュールを搭載する(オプションで携帯電話通信機能も追加可能)。CANバス、COM、GPIOなどのI/Oインタフェースをサポートした。OSは、AndroidとLinuxに対応している。

ts160315_VIA03.jpg モビリティシステム「AMOS-825」の構成 (クリックで拡大) 出典:VIA Technologies

タクシー×ITへの取り組み

 JapanTaxiは、グループ売上高で日本最大のタクシーハイヤー会社である日本交通の子会社で、モビリティ分野のソフトウェア/ハードウェア開発を行っている。タクシーの車載機器は従来、社内に技術力を持ち合わせていなかったため、部品ごとに別々のメーカーが開発した製品を買わざるを得ないのが一般的だったという。

ts160315_VIA05.jpg 「全国タクシー」のイメージ (クリックで拡大) 出典:JapanTaxi

 しかし、Uberをはじめとした配車サービスの市場拡大や、自社開発と購入でコスト面での差異がそこまでなかったことから、同社は自社開発へと舵を切った。全国47都道府県でタクシーを呼ぶことができるアプリ「全国タクシー」も2011年から展開している。

       1|2 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

All material on this site Copyright © 2005 - 2017 ITmedia Inc. All rights reserved.
This site contains articles under license from UBM Electronics, a division of United Business Media LLC.