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» 2016年05月25日 11時00分 UPDATE

ファンクション、任意波形、デジタルの3in1:あらゆる信号発生機能を持ち運び可能な1台に集約 (1/2)

テクトロニクスは2016年5月、従来のファンクションジェネレーターと、デジタル出力対応任意波形ジェネレーターの機能を1台に集約した信号発生器「AWG4000シリーズ」を発表した。

[竹本達哉,EE Times Japan]

3in1は「業界初」

 テクトロニクスは2016年5月25日、ファンクション、任意波形、デジタル信号と3つの信号発生機能を備えた3in1型の波形ジェネレーター「AWG4000シリーズ」を発表した。テクトロニクスでは、「ファンクション、任意波形、デジタル信号の3つ信号発生を1台で行える製品は業界初」としている。

AWG4000シリーズの概要 (クリックで拡大) 出典:テクトロニクス

 AWG4000シリーズは、テクトロニクスがファンクションジェネレーターとして展開している「AFG3000Cシリーズ」と、デジタルデータ出力にも対応する任意波形ジェネレーター「AWG5000Cシリーズ」の両機能を1台に集約させた信号発生器といえる。2つの動作モードを備え、ベーシックモードではAFG3000Cシリーズ相当の信号発生器として、アドバンスモードではAWG5000Cシリーズ相当の信号発生器として機能する。

 「組み込み開発現場では、RF部のテスト、FPGAなどへのクロック供給、センサー入力部の設計など、あらゆる信号生成が必要になり、ファンクションジェネレーターだけ、任意波形ジェネレーターだけ、では十分ではなくなってきた。一方で、経済的に各ジェネレーターを買いそろえることが難しい開発現場も多く、1台で柔軟に信号を生成できるジェネレーターを求めるニーズが多くなり、AWG4000シリーズの製品化に至った」(テクトロニクス)。

重量6.5kgにとどめ持ち運び可能に

AWG4000シリーズは、重量6.5kg、奥行き20cm程度で可搬性を備える (クリックで拡大)

 AWG4000シリーズは、機能を集約しただけでなく、あらゆる開発現場で使用できるよう、小型化/軽量化も実施。従来のAWG5000Cシリーズなど任意波形ジェネレーターは、ラック収納などを前提にした大型筐体で20kg前後の重量があった。AWG4000シリーズは、そうしたラック収納型任意波形ジェネレーターの機能を備えながら、従来のファンクションジェネレーターより一回り程度大きいサイズ(10.1型タッチパネルディスプレイ搭載)にとどめ、重量も6.5kgと1人で持ち運び可能な可搬型とした。これにより、チーム間でジェネレーターを共有するといったことも、より容易にできるようになる。

 価格体系も導入のしやすさを追求。最低導入価格406万円(税別/3年保証)にとどめ、オプション(ソフトウェアライセンス方式)として任意波形メモリ長の拡大や、デジタル出力機能を用意。必要な機能だけを必要な時に購入できるようにした。

「AWG4000シリーズ」の価格設定 (クリックで拡大) 出典:テクトロニクス

 基本構成は、アナログ2チャンネル、サンプルレート100サンプル/秒〜2.5Gサンプル/秒、分解能14ビット、任意波形メモリ長は1Mポイント/チャンネル。オプションで、任意波形メモリは64Mポイント/チャンネルまで、デジタルチャンネルは最大32チャンネルまで拡張できる。なお専用同期ケーブルを使用すれば、最大6台まで同期できる。

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