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» 2016年10月12日 13時30分 UPDATE

ディープラーニングの自動設計アルゴリズム:専門知識がなくても大丈夫、AI設計を自動化

三菱電機は、ディープラーニングを自動設計できるアルゴリズムを開発した。人工知能(AI)の専門知識がなくてもディープラーニングの設計を短期間で行え、AIの導入コストを低減することが可能となる。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

システムの導入期間短縮と低コスト化を可能に

 三菱電機は2016年10月、ディープラーニングを自動設計できるアルゴリズムを開発したと発表した。人工知能(AI)の専門知識がなくてもディープラーニングの設計を短期間で行え、AIの導入コストも低減することが可能になるという。

 新たに開発した「ディープラーニングの自動設計アルゴリズム」は、脳の視覚野をベースに考案された画像処理アルゴリズム「ネオコグニトロン」に基づいているという。学習データの中から、最も特徴的なデータのみを重複することなく抽出する。そして、ディープラーニングのネットワーク構造や初期パラメーターなどを自動設計する。これにより、機器の使用環境/目的に応じて高度な推論処理を実行することを可能とした。

AI設計における従来手法(左)と、三菱電機が開発した手法(右)の比較 (クリックで拡大) 出典:三菱電機

 これまでのAI設計は、現場にいる機器の専門家が、ディープラーニングに関する知識が豊富な別の専門家に設計を依頼し、開発完了したディープラーニングを機器に実装していた。このため、設計時間は数日〜数週間かかることもあった。開発した自動設計アルゴリズムを用いると、AI専門家による設計作業を自動化することができる。これによって、開発時間をわずか数分〜数時間に短縮することが可能になるという。

 今回の研究成果は、国際会議「ICONIP(International Conference on Neural Information Processing)2016」(2016年10月16〜21日、京都大学)で、その詳細を発表する。

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