Appleから発売されたばかりの新型「MacBook Pro」。今回は、iFixitによる「Touch Bar」を搭載した機種の分解を紹介する。
2016年10月に発売されたAppleの新型「MacBook Pro」。「macOS Sierra」を搭載し、巨大なトラックパッドや指紋認証用の「Touch ID」、ファンクションキーの代わりに搭載された「Touch Bar」を採用したことでも話題になっている。特にTouch Bar(上位機種に搭載されている)についてはさまざまなメディアが取り上げ、その使い勝手などを分析している。
モバイル機器の修理マニュアルを提供するiFixitは、Touch Barを備えた機種MacBook Proを分解し、同社のWebサイトに掲載した。同分解記事の一部を紹介する。
まずはメインボードに搭載されている部品を見てみたい。
この他、メインボードには、
などが搭載されている。
次に、Touch Barに搭載されているチップを見てみたい。iFixitはTouch Barを「iOpener」という器具を使って分解し、Touch Bar全体をきれいに取り外した。Touch Barの左端(画面に向かって)に搭載されていたのは、Broadcomのタッチコントローラー「BCM5976TC1KUB60G」だ。
Touch Bar版のMacBook Proには5セルのバッテリーが搭載されているようだ。電池容量は49.2Whで、ファンクションキー版のMacBook Proの54.5Whに比べるとやや少なくなっている。
iFixitは、Touch BarバージョンのMacBook Proの修理のしやすさについて「1」と評価している。これは、最も修理しにくいということだ。理由の1つはTouch Barで、これは取り換えにくく、また、取り換えの際にディスプレイを傷つけてしまうこともあり得るという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.