メディア

日本電産 永守氏「売上高2兆円へ確度上がった」HDD向け、2020年まで横ばい(2/2 ページ)

» 2017年01月26日 15時30分 公開
[庄司智昭EE Times Japan]
前のページへ 1|2       

「残業時間を減らすことが目的でない」

 2030年に売上高10兆円達成を目指す「Vision2030」では、自律成長50%、M&A50%による成長路線を再加速させる。社員の能力向上を狙うグローバル研修センターが2017年春に完成予定、生産技術研究所も拡充してモノづくり力の見直しを進めるという。

 “残業ゼロ”に挑む「働き方改革」も、売上高10兆円実現に向けた1つの取り組みだ。永守氏は「残業を減らすことが目的ではない。生産性を向上するための手段である。働き方改革による利益改善は、非常に効果が大きいと考えている」と力説する。

「働き方改革」について熱く語る永守重信氏 (クリックで拡大)

 「過去にやってきた方法を否定するわけではない、正しかったと思う。今、私が日本電産を辞めて一から会社を作ったなら、また16時間働くだろう。(売上高)2兆円、10兆円企業を目指すには、過去のやり方では実現できないということだ。社員の生産性を向上して、残業時間を減らし、さらに個々のレベルを上げる選択をした」(永守氏)

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.