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太陽誘電、無線モジュールにNordic製SoC採用Bluetooth 5に対応

Nordic SemiconductorのBluetooth low energy対応SoC「nRF52832」が、太陽誘電製のBluetooth 5対応無線モジュール「EYSHSNZWZ」に採用された。

» 2017年03月10日 15時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

モバイルヘルス機器やウェアラブル機器などに対応

 Nordic Semiconductorは2017年3月、同社のBluetooth low energy対応SoC「nRF52832」が、太陽誘電製のBluetooth 5対応無線モジュール「EYSHSNZWZ」に採用されたと発表した。

太陽誘電製のBluetooth 5対応無線モジュール「EYSHSNZWZ」の外観

 EYSHSNZWZは、無線通信規格「Bluetooth」の最新バージョンとなる「Bluetooth 5」の通信モードに対応する無線モジュール。形状や消費電力が極めて小さく、モバイルヘルス機器やウェアラブル機器、スマートフォン用アクセサリー用品などの用途に向ける。

 EYSHSNZWZは、高い性能を持つアンテナをプリント基板に内蔵するなど、高密度設計により外形寸法を3.25×8.55×0.9mmと小さく抑えた。最大出力は+4dBm、動作温度範囲は−40〜85℃で、14個の汎用入出力、SPI、UARTなどを備えている。EYSHSNZWZは2017年5月より出荷される予定となっている。

 EYSHSNZWZに搭載されたNordic製のnRF52832は、外形寸法が3.0×3.2mmのWL-CSP品。動作周波数が64MHzのARM Cortex-M4Fプロセッサや、受信感度−96dBの2.4GHzマルチプロトコル無線ブロック、「Touch to Pair」対応のNFC-Aタグ、容量が512kバイトのフラッシュメモリおよび、64kバイトのRAMなどを集積している。

 2.4GHz無線ブロックは、受信/送信電流が最大5.5mAで、同社従来製品に比べて消費電力を最大80%節減することができる。電力効率は58CoreMark/mAで、競合製品に比べて最大2倍の電力効率を達成することが可能だという。

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