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» 2017年05月18日 09時30分 UPDATE

スマホ向けは慎重姿勢も:JOLED、印刷法で21.6型有機ELを製品化、次は大型へ (2/3)

[竹本達哉,EE Times Japan]

Samsung、LGが参入できない領域から

発表会では印刷法を用いて製造した11.9型から54.6型までの試作パネルも展示した (クリックで拡大)

 一方、RGB印刷法は、理論上、適用できるパネルサイズに制約がなく、JOLEDでは前身1つであるパナソニック時代を含め既に12型から55型までの有機ELパネルの試作を終えている。

 そこで、JOLEDはRGB蒸着法で先行するSamsung、白色EL蒸着法で先行するLGの両社が参入しにくい12〜32型前後の中型パネル領域からの事業参入、市場創造を目指す戦略を掲げている。

JOLEDが開発を進める印刷法の概要 (クリックで拡大) 出典:JOLED

 中型パネル領域では、高精細化が進む液晶パネルとの競合することも予想されるが「いずれは競合するだろうが、今は液晶パネルを置き換えるという考えはない。100万対1の高コントラストなど液晶ができない(ハイエンドよりさらにハイエンドの)ハイハイエンドの領域、有機ELを認めてもらえる領域がターゲット」とする。その上で「20〜32型液晶モニターの市場規模は、年間1億台程度とされている。その上位1%で100万台になり、そこがJOLEDのターゲットになる。ただ、現状の製造ラインでは製造能力は足りず、(他社との提携するなど)新たなビジネスモデルを構築する必要がある。日本の中でも、開発拠点、パイロットラインももう少し大きいものが必要になる」との見通しを示した。

JOLEDの事業展開イメージ (クリックで拡大) 出典:JOLED

 中型パネルに続く事業展開領域としては、大型パネル領域を設定。同領域は、大規模な製造設備が必須となるが、他社とのアライアンス戦略を検討し、参入機会を探る。

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