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» 2017年05月18日 09時30分 UPDATE

スマホ向けは慎重姿勢も:JOLED、印刷法で21.6型有機ELを製品化、次は大型へ (3/3)

[竹本達哉,EE Times Japan]
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スマホ市場はまずJDIの蒸着法から

 スマートフォン向けなど小型パネル領域への取り組みについて東入來氏は「今は技術的な課題は多い。これから数年掛けて、材料、設備の問題を解決していけば製造可能になる。JOLEDでは(精細度)350ppiの開発ロードマップを引き、理論上は400ppiまで対応できるとみている」(東入來氏)とした。ただ、小型有機ELパネル市場は、スマートフォンシェアトップのSamsungが主力スマートフォンの「Galaxy S8」で搭載を始めた他、Appleが2017年後半にも投入する新型「iPhone」への搭載が有力視され、需要が急拡大する見込みだ。ただ、東入來氏は「何としても小型パネルをやるわけではない。技術を確立できてコストが見合えばやる」と慎重な姿勢を強調する。

JOLED社長 東入來信博氏

 2015年1月にパナソニックとソニーの有機ELパネル関連技術を引き継ぎ発足したJOLEDは、2017年中をメドにJDIの連結子会社となる予定で、2017年6月からはJOLED社長の東入來氏がJDIの社長兼CEOも兼務することになっている。そのJDIは、蒸着法による小型有機ELパネルの開発を進めている。

 東入來氏は「(JDIの連結子会社になった後も)普遍的な技術として印刷法の確立は続けていく。仮に、小型パネルの印刷法技術が確立できれば、全て印刷で行けば良いが、すぐにできない。(印刷法の技術確立までの)時間を考えれば、(JDIは)蒸着法できちんとやり抜くべき」との考えを示した。

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