ワイヤレスジャパン2017
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» 2017年05月25日 09時30分 UPDATE

ワイヤレスジャパン 2017:ラズパイからの量産移行を助ける産業用ボード Digi (1/2)

Digi International(ディジ インターナショナル)は、展示会「ワイヤレスジャパン 2017」で2017年3月から量産出荷を開始した超小型組み込みネットワークモジュール「ConnectCore 6UL」と、同モジュールを搭載した産業用ボードコンピュータ製品の展示を実施している。

[竹本達哉,EE Times Japan]

Raspberry Piからの置き換えにも適した産業用ボード

 Digi Internationalの日本法人ディジ インターナショナル(以下、ディジ)は、無線技術関連展示会「ワイヤレスジャパン 2017」(2017年5月24〜26日、東京ビッグサイト)において、小型ボードコンピュータ「Raspberry Pi」(ラズベリー パイ)とほぼ同一形状で工業動作温度対応などを実現した産業用シングルボードコンピュータなどの組み込みボード、モジュール製品の展示を実施している。

 ワイヤレスジャパン2017におけるディジブースの目玉展示は、2017年3月から量産出荷を開始した切手サイズの超小型組み込みネットワークモジュール「ConnectCore 6UL」と同モジュール搭載ボードコンピュータ製品だ。

 ConnectCore 6ULは、29×29×3.5mmサイズながら、ARM Cortex-A7ベースのプロセッサ「i.MX6UL-2」(NXP Semiconductors製/動作周波数528MHz)をはじめ、IEEE 802.11a/b/g/n/acとBluetooth 4.2の無線通信機能、イーサネット機能を備える“システムオンモジュール”となっている。ディジでは、このConnectCore 6ULをモジュールとして販売するだけでなく、ConnectCore 6ULとともに各種インタフェースを実装したボードコンピュータを製品化。ConnectCore 6ULと同様に2017年3月から2種類のボードコンピュータ製品の量産出荷を開始した。

切手サイズをうたう超小型組み込みネットワークモジュール「ConnectCore 6UL」 (クリックで拡大)

 2製品のうちの1つ「ConnectCore 6UL SBC Express」は、基板取り付け用穴の位置寸法がRaspberry Piと同じで、設計変更なく置き換えられる他、Raspberry Pi用の各種拡張ボードを使用できるインタフェースを備える。その一方、ConnectCore 6UL SBC Expressは、産業用途での使用を前提に開発され、動作温度範囲は−40〜+85℃で、5年間の動作、8〜10年程度の長期供給を保証している。「ARM Cortex-A7のシングルコア構成でIoT(モノのインターネット)などで使用されるゲートウェイ用途に適している性能を持つ。Raspberry Piで試作などを行った後、産業用途での量産品質を満たすボードを探しているユーザーなどに最適な製品」(リージョナルダイレクタ 江川将峰氏)とする。

「ConnectCore 6UL SBC Express」のデモ展示。ConnectCore 6UL SBC Expressにオプテックス製の安全運転支援用センサー端末(Bluetooth経由)や、USBカメラ、Raspberry Pi用ディスプレイボードを接続。ConnectCore 6UL SBC Expressは、ゲートウェイとして機能し、イーサネットでセンサー情報やカメラ撮影映像を送信した (クリックで拡大)
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