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» 2017年06月12日 12時05分 UPDATE

JPCA Show 2017:村田製作所、金属対応のRFIDタグを公開

村田製作所は、「JPCA Show 2017」で、開発中の金属対応タグ(メタルタグ)を始め、RFIDタグ「マジックストラップ」を活用したプリント基板向けRFIDソリューションを展示した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

メタルタグ、2017年中にも量産へ

 村田製作所は、第47回 国際電子回路産業展「JPCA Show 2017」(2017年6月7〜9日、東京ビッグサイト)で、LTCC基板技術と無線技術を用いたRFIDタグ「マジックストラップ」を活用したプリント基板向けRFIDソリューションを展示した。今回は開発中の金属対応タグ(メタルタグ)も初公開した。

 同社のマジックストラップは、アンテナを一体化するなど、システム設計を容易にしている。しかも、製品によっては外形寸法がアンテナ一体型で2.0×1.25mmと極めて小さい。対応する周波数帯は、近接エリア向けのHF帯(13.56MHz帯)と、数メートル離れた距離からでも読み取ることができるUHF帯(860MHz帯ないし920MHz帯)の2種類を用意している。

参考展示した金属対応タグの外観

 今回新たに、マジックストラップのファミリーとして、金属対応タグ「オンメタルシリーズ」を追加した。詳細な技術仕様などについて、会場では明らかにしなかった。展示した開発中のメタルタグの外形寸法は5.5×2.3×2.5mmなどである。

 従来のタグは、近くに金属があると、RFIDリーダー、ライターからのエネルギーが金属に吸収されて正常に動作しないことがある。このため樹脂成形したRFIDタグなどが一般的に用いられている。今回は、これらの課題を解決したという。食品工場における商品トレーサビリティ用途などでメタルタグのニーズが高いことから、「2017年中をめどに量産を始めたい」(説明員)と話す。

 村田製作所は2017年6月に、イタリアID-Solutionsの買収を完了した。この会社はRFIDのシステムインテグレーターである。関連するミドルウェアやアプリケーションソフトウェアなどの開発も行っている。企業買収など一連の戦略によって、ユーザーにおけるRFIDシステムの構築を、トータルに提案、サポートしていく体制を、一段と強化する。

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