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» 2017年12月14日 11時30分 公開

GPU一強の時代は終わりつつある:自動運転ベンチャーが独自のCNN IPコアを開発した理由 (1/3)

菱洋エレクトロと自動運転ベンチャーの「AImotive(エーアイモーティブ)」は、AImotiveが開発した独自IP(Intellectual Property)による畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)アクセラレーター「aiWare」と、同社の自動運転ソフトウェア「aiDrive」を搭載したデモ車両を日本で初披露した。

[松本貴志,EE Times Japan]

自動運転技術を開発するハンガリーのベンチャー企業

 菱洋エレクトロと自動運転ベンチャーの「AImotive(エーアイモーティブ)」は2017年12月11日、AImotiveが開発した独自IP(Intellectual Property)による畳み込みニューラルネットワーク(CNN:Convolutional Neural Network)アクセラレーター「aiWare」と、同社の自動運転ソフトウェア「aiDrive」を搭載したデモ車両を日本で初披露した。

「aiDrive」を搭載したデモ車両(クリックで拡大)

 AImotiveは、2015年7月に設立された自動運転技術を開発するベンチャー企業で、ハンガリーに本社を持つ。同社が提供する技術ポートフォリオは、自動運転ソフトウェアプラットフォーム「aiDrive」およびシミュレーションツール「aiSim」と、自動運転で必須なCNNのハードウェアアクセラレーターIP「aiWare」の3種類となる。この3種類はそれぞれターゲット市場が異なり、aiDriveおよびaiSimはレベル5の自動運転機能を開発する自動車メーカーとティア1サプライヤーを対象として、aiWareはAIプラットフォームを開発する半導体ベンダーを狙う。

AImotiveの技術ポートフォリオ(クリックで拡大)

 菱洋エレクトロとAImotiveの関係は、2014年から始まった。AImotiveの前身であるAdasWorksは、GPUを用いた画像処理ソリューションを得意としており、このソリューションに興味を持った菱洋エレクトロ側が、AdasWorks経営陣へコンタクトを取ったことに端を発するという。

 菱洋エレクトロは今回の提携で、aiDriveを搭載したデモ車両の設立支援や、デモ車両で日本国内道路を走行しアノテーションデータを取得することなど、AImotiveの日本市場参入を支援する。AImotiveのサービスと、菱洋エレクトロの強みであるハードウェアをセットで提案することにより、自動車業界でのプレゼンスを高める狙いだ。

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