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96Boards CE対応のZynq搭載開発ボードAvnetが18年5月から出荷へ

Avnet(アヴネット)は2018年3月、XilinxのCPUコア内蔵型FPGA「Zynq UltraScale+ MPSoC」を搭載した開発ボード「Ultra96ボード」を発表した。

» 2018年03月23日 15時30分 公開
[竹本達哉EE Times Japan]

AI、VR、工業制御など、幅広い用途向け

 Avnet(アヴネット)は2018年3月、XilinxのCPUコア内蔵型FPGA「Zynq UltraScale+ MPSoC」を搭載した開発ボード「Ultra96ボード」を発表した。2018年5月から出荷する。

Ultra96開発ボード 発表した新しい「Ultra96開発ボード」 (クリックで拡大)

 発表した開発ボードは、Armアーキテクチャ向けのオープンソースソフトウェアの開発を行う非営利組織であるLinaroの定める仕様「96Boards Consumer Edition」(96Boards CE)に対応。Avnetでは、デスクトップおよびラップトップコンピューティング、デジタルホーム、デジタルサイネージ、高級オーディオ、ロボティクス、ドローン、AI(人工知能)、VR(仮想現実)、工業制御など、幅広い用途に使用できる開発ボードとして位置付ける。

 Ultra96ボードが備えるインタフェースは、LPDDR4メモリ、無線LAN(=IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.2 ClassicとLow Energy(BLE)、USB 3.0、UARTs、JTAG、I2C。「ソフトウェアエンジニアがLinuxアプリケーション開発をすぐに開始できるように」というコンセプトで開発され、Ultra96ボードの起動はPetaLinuxがプリインストールされたMicroSDカードから行える。

 なお、販売価格は、249米ドルとしている。

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