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» 2018年06月08日 10時30分 公開

日本電産子会社が開発:EV向け新型充電システム、15分充電で500km走行が可能

日本電産子会社の日本電産ASI(NASI)は、充電時間が極めて短く配電網への負荷を軽減するEV向け急速充電システムを開発した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

 日本電産は2018年6月、イタリア子会社の日本電産ASI(NASI)が、充電時間が極めて短く配電網への負荷を軽減するEV向け急速充電システムを開発したと発表した。

15分の充電で約500kmの走行が可能に

 ウルトラファストチャージャー(UFC)と呼ぶ急速充電システムは、最新の電力制御システムと160kWhの蓄電池を搭載しており、充電スタンドと既存の配電網の間に設置して用いる。

NASIが開発したUFCの外観 出典:日本電産

 UFCは配電網の6倍を超える電力を充電用として供給することができる。このため、低・中圧の既存配電網と接続し、車両に320kWで充電を行っても電力網への負荷は50kWで済むという。この結果、EVに搭載される標準的な電池であれば、15分以下という短時間で80%まで充電することができ、約500kmの走行が可能になるという。

 また、EVを2台同時に充電することや、1台ずつ3連続の充電もできる。この時の電力効率は95%と高く、充電時のロスを最小限に抑えた。システムサイズは2.48m3とコンパクトで設置もしやすい。

 なお、UFCは既存の配電網に加えて、太陽光など再生エネルギー源も活用できる。さらに、車両側から配電網に電力を供給する「V2G(Vehicle to Grid)」システムにも対応することが可能である。

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