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» 2018年07月20日 10時30分 公開

トライアルキットで簡単に実証:においで異常を検知、設備の故障予知などに一役

コアは、設備などの故障予知や予防保全に向けて、わずかな「におい」で異常を検知できる「においソリューション」を「プラントメンテナンスショー」でデモ展示した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

AIと組み合わせ、予兆保全も可能に

 コアは、「プラントメンテナンスショー」(2018年7月18〜20日、東京ビッグサイト)で、設備などの故障予知や予防保全に向けて、わずかな「におい」で異常を検知できる「においソリューション」をデモ展示した。生産設備から電力の高圧受電設備、ガス漏れや不法侵入などの警備、鉄道など、さまざまな用途に提案する。

 同社は、IoT(モノのインターネット)分野の取り組みとして、センサー情報とビッグデータ、各種のソリューションを組み合わせて、環境の変化を自動で認識し、調整したり判別したりするシステムの提案を行っている。その1つが、においソリューションである。将来的には、蓄積したビッグデータとAI(人工知能)の学習、分析機能を組み合わせたソリューションの提案も視野に入れている。

 同社は今回、においソリューションの本格的な事業展開に向けて、「においトライアルキット」を用意した。このトライアルキットは、フィガロ技研製の空気質(におい)センサーやCO2センサーなどを実装した「においセンサーBOX」、Wi-Fiルーター、データ回線サービス、データを「見える化」するためのクラウドサービスなどをセットにして、オールインワンで提供する。このためユーザーは、導入が容易で実証実験を速やかに実施することができるという。

においトライアルキットに含まれる「においセンサーBOX」(左はBOXに内蔵されているセンサーを実装したボード)の外観

 においセンサーは、人間がかすかに感じる1〜2ppm程度のにおいを検出することが可能で、化学物質の漏れや悪臭、異臭、ベルト摩耗による焦げ臭などを検知することができる。標準では空気質センサーやCO2センサー、温度センサー、湿度センサー、気圧センサーが搭載されている。オプションで、アルコールやたばこ臭、硫黄系の悪臭などを検知できる別のセンサーを搭載することもできるという。

 実際は設備などにセンサーを設置し、定常状態から空気質などを監視しておく。通常と異なる空気質を検出した時には、インターネットを介して遠隔地からでも設備の状況や異常を速やかに確認することができる。既存の監視システムとの連係などにも対応可能という。

 「トライアルキットを用いて大量のデータを収集し、これを解析することによって、設備の故障予知や予防保全に加えて、予兆保全も可能になる」(説明員)と話す。

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