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» 2018年07月31日 09時30分 公開

道路保全と自動運転を視野に:道路の傷みを見える化、村田が路面検知システムを開発

村田製作所は、路面保全や自動運転の用途に向けて、道路の路面検知システムを開発、2018年7月より京都府宇治市で社会実証実験を始めた。

[馬本隆綱,EDN Japan]

降雪や凍結、水たまりなどの情報も地図に反映

開発した路面検知システムの外観

 村田製作所は2018年7月、路面保全や自動運転の用途に向けて、道路の路面検知システムを開発、京都府宇治市で社会実証実験を始めた。

 開発した路面検知システムは、ジャイロセンサーや加速度センサー、ショックセンサー、マイクなどのセンサー技術と画像処理技術などで構成される。このシステムは一般車両に搭載することができ、振動などさまざまなデータを走行中に収集可能である。入手した膨大なデータはクラウド側のコンピュータで処理し、あらゆる走行環境下での路面状況や、道路が老朽化している状態などを「見える化」することができる。

 例えば、配送業務に用いられているトラックなどの車両に路面検知システムを搭載すれば、広大なエリアの路面情報をリアルタイムに収集することができ、走行中に道路の点検などが可能となる。道路やトンネル、橋などの管理者は、これらの情報を活用して道路保全の効率化と、維持管理のためのコストダウンが可能になるとみている。

 また、雨天時には水はけの悪い箇所を、寒冷地では降雪や凍結の箇所など、天候の変化に伴うきめ細かな路面情報を入手することもできる。これらのデータを活用し、地図上で危険箇所を「見える化」すれば、交通事故の削減や将来の自動運転などにつながるとみられている。

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