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» 2018年08月06日 10時30分 公開

最高速域でスループット24%向上:NEC、通信トラフィック制御ソフトを5G用に強化

NECは、通信トラフィックを高度に制御するソリューション「Traffic Management Solution(TMS)」を5G(第5世代無線通信)向けに強化し、2018年8月より発売した。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

4G環境でも通信品質が向上

 NECは2018年8月、通信トラフィックを高度に制御するソリューション「Traffic Management Solution(TMS)」を5G(第5世代無線通信)向けに強化し、発売すると発表した。

 5Gに向けた強化版は、TMSを構成するソフトウェアを一新した。性能や分析精度を高めると同時に、ネットワーク状況の変動に応じて制御する「Dynamic TCP Optimization」機能の対応範囲を5Gビット/秒(bps)以上の超高速域まで拡大している。

 この結果、通信品質の向上につながる3つの性能を達成した。1つは5Gbps以上の超高速域でスループットを約24%向上した。もう1つは、5Gから4Gへのハンドオーバー時のダウンロード時間を約27%も短縮した。さらに、4Gから5Gへのハンドオーバー時は、最高速度に達する時間を約64%短縮することに成功した。これによって、端末が5G基地局から4G基地局(あるいはその逆)へ切り替わるときにも、安定したネットワーク環境を確保することができるという。

左は5Gネットワークにおけるスループット、中央は5Gから4Gへのハンドオーバー時のダウンロード時間、右は4Gから5Gへのハンドオーバー後の加速度に関して、5G強化版で改善されたことを示すグラフ (クリックで拡大) 出典:NEC

 NECによれば、TMSは4G環境で利用しても通信品質は向上するという。また、4G向けに導入したTMSは、5Gに移行した後もそのまま利用することができる。

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